イベントリポート/親子で楽しむ絵本の読み聞かせ/和歌山県立紀南図書館(田辺市)
2024/4/19
地域リポーター

絵本が大好きなわが家の子どもたち。

和歌山県立紀南図書館でおはなし会が開催されているということで、親子で初めて参加してみました。


会場は、「県立情報交流センターBig U」内の研修室3です。

図書館を通り過ぎて少し奥に行くと、入り口で大きなうさぎさんがお出迎え。


会場は、たくさんの絵本やぬいぐるみで飾られています。
初めての場所で緊張気味だった子どもも、大好きなキャラクターのぬいぐるみを見つけ、一瞬で笑顔になりました。

床にはマットが敷かれ、靴を脱いで子どもと一緒に座ることができます。

鈴がリンリン、おはなしの世界へ

まずは「ゆうゆうおはなし会」キャラクターの「ゆうちゃん」人形が登場。
みんなにあいさつをしてくれました。

「お部屋が少し暗くなるけれど、大丈夫かな?」との声かけがあり、鈴の音が鳴ると明かりが少し暗くなりました。

まずは本を用いず、おはなしを楽しむストーリーテリングから始まりました。
子どもたちはじっと耳を傾けます。
私も、頭の中でお話を思い描いてみました。

部屋が明るくなると、今度は箱の中から絵本が出てきたり、大きな紙芝居が登場したり。
次から次へと物語りに引き込まれていきます。

この日は12月ということで、クリスマスの絵本をたくさん読んでもらいました。
最近「サンタさん」を覚えた娘は、「あ、サンタさん」、「またサンタさん」と、なかなか気になる存在になったようです。

楽しいしかけでいっぱい

今回は「冬の拡大版」で、通常30分間のところ1時間の開催でした。

子どもが最後まで集中していられるか心配でしたが、ところどころに歌や手遊びもあったため、控えめな娘もひっそりと参加し、楽しんでいました。

最後はパネルシアターです。

幻想的に光るクリスマスの風景と、「ジングルベル」の音楽。
まるで夢の中にいるようでした。

出口では、手作りサンタさんのプレゼントをいただきました。
帰宅後もずっと握っていて、子どもの宝物になったようです。

私はテーマパークに行った後のような、ほっこりとした温かい気持ちになりました。
大人になってから誰かに絵本を読んでもらうことはなかったので、「絵本って楽しいな」と純粋に感じることができました。

「ゆうゆうおはなし会」は、毎月第1、第3、第5日曜日の午前11時から11時30分に開催されています。
入場無料、予約不要で誰でも気軽に参加することができます。

おはなしをしてくださるのは、和歌山県立紀南図書館おはなしボランティアゆうゆうの皆さん。
一人一人に個性があり、私もおはなしに引き込まれていきました。
「こんなふうに読んであげたいな」と、絵本の読み方の勉強にもなりました。

初めて行く場所は、親子でいつも緊張してしまいます。
しかし少しだけ勇気を出して出かけてみると、地域にはこんなにも温かく迎え入れてくださる場があることを実感しました。

どこにおでかけしようかなと悩む週末、私自身が楽しむためにも、子どもたちとまた一緒に参加したいと思います!

基本情報
所在地(住所):田辺市新庄町3353-9(県立情報交流センターBig U内)
連絡先電話番号:0739-22-2061
営業時間:平日 9:00~19:00 土日祝 9:00~18:00
定休日:月曜日(ただし、祝日及び振替休日は開館、翌日が休館)
館内整理日(毎月第2木曜日、1月については4日)
年末年始(12月29日から1月3日)
資料点検期間
駐車場:有
(公衆)トイレの有無:有

地域リポーター・渡辺なぎ子