おすすめスポット/親子で自然との触れ合いを楽しもう/磯遊びポイント「対の浦」(白浜町富田)
2021/7/23
地域リポーター

日中の外遊びが楽しい季節になってきました。
海の生物が好きな子どもを磯遊びへ連れて行ったのでご紹介します。

対の浦(ついのうら)

白浜町富田の「対の浦」へ行ってきました。
岩が2つ並んで対になっているので、対の浦というそうです。

ここにはシーグラスが落ちていたり、カニがたくさんいたりします。
比較的岩場も少ないので、低年齢の子どもでも遊べるポイントです。

干潮時間の30分前に到着しました。
潮が引くと、対の岩場まで歩いて行くことができます。
少しずつ潮が引いてきてたので、遊びながら対の岩まで進んでいくことにしました。

海水が残っている潮溜まりには魚がいます。

 

砂地にはナマコ、石をひっくり返すとカニが出てきます。

 

岩場まで行って、岩を登ったり降りたり、岩にくっついてる貝を採ったりして遊びました。

満潮の時は、海から出ている岩を登って遊ぶし、干潮のときには潮だまりに残された魚を観察します。
少し海の中をのぞいた気分になりますよ。

近年、和歌山県内で生息域を広げているという南方系の「ベニトンボ」が飛んでいたので捕まえようと奮闘しましたが、捕まえられずじっと観察していました。

このような体験も自然の中で遊ぶ醍醐味なのかもしれません。

磯遊びの時期

磯遊びは1年中楽しめますが、海の透明度が高まる11月~春頃までがベストシーズンです。

磯遊びの準備

準備の基本は満潮・干潮の時間を調べることです。
磯遊びができるのは干潮の時、潮が引いている時です。

なのでまずは潮見表などで干潮の時間を調べてください。
気象庁の潮位表(http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/)
こちらで簡単に調べることができます。

要る物

着替え、長袖、長ズボンなどの濡れてもいい服(夏場はラッシュガード)、マリンシューズなどの滑りにくくてぬれてもいい靴、帽子、タオル、水筒。
海の生き物を採って観察しようと思えば、網やバケツも用意してください。。

親は両手が使えるように、必要な物はリュックサックなどに入れて行きましょう。

磯遊びの注意点

海には触ってはいけない生物もいます。
例えばゴンズイという魚は背びれと胸びれに毒があるので気を付けましょう。

ウニなどは触っても毒はありませんが、トゲが刺さる危険があります。
転んだ時や磯を歩いてる時にウニのトゲが刺さることもあるので、足元を確認しながら歩きましょう。

岩場のぬれている部分は滑りやすくなっているので、なるべく乾いている所を通るようにしてください。

滑らないように歩くポイントは、石と石の間の隙間に足を置くこと。
小さい子どもを立たせたりする場合も一緒です。
大きな石や岩場などがあれば、その間に立たせてください。
万が一よろけたりしても、岩に引っかかれば転落を防ぐことができます。

生物や貝は、観察が終わったら逃がしてあげましょう。
貝などは持って帰ると密漁になる場合があります。

貝殻は大丈夫なので、子どもが気に入った物があれば持って帰ってください。

通称ペコペコ貝といって、こすると「ペコペコ」と音がする貝もあります。
これが今でも子どものお気に入りです。

まとめ

海の生物を手に取って観察できて、子どもの好奇心が刺激されるのが磯遊びです。
生物をじっと見つめる真剣なまなざし。
必死に岩場を登り切った達成感に満ちた顔。
それを見ていると、何か得るものあったかな?と思います。

岩場を登ったりするのは、親もいい運動になりました。
ケガには十分気を付けながら楽しんでください。

【基本情報】
対の浦
・所在地:和歌山県白浜町富田1384
・駐車場 :あり(無料)
・トイレ :あり
自由に使える水道があります。
ここで足についた砂などが洗えます。

地域リポーター・百合 綾子