お出かけリポート/初めての「美術館」/白良浜deひらひらTシャツアート展(白浜町)
2024/1/10
地域リポーター

小さな子どもたちと一緒に美術館なんて、まだ先のことかなと思っていました。しかし、「白良浜が美術館に変身します」という魅力的な言葉を見かけ、「白良浜deひらひらTシャツアート展」に親子で出掛けてみました。

「福祉×アート×観光」のバリアフリーアートイベント


さまざまな方が描いた絵や写真が印刷されたTシャツを、洗濯物を干すように砂浜いっぱいに並べたTシャツアート展。

福祉や観光関係者で組織する「しらひらバリアフリーアート実行委員会」が主催し、2023年11月3日(祝・金)〜6日(月)に開催されました。

はだしで「美術館」デビュー


わが家の子どもたちにとって、初めての白良浜。
そして初めての「美術館」。
真っ白な砂浜と青い海、たくさんのTシャツがひらひらと風になびく様子を見て、思わず「わー!」と歓声を上げました。

この日は11月とは思えないほど暑い三連休。
砂浜に着いた途端、子どもたちはもちろんはだしになりました。

一つ一つに想いが込められたイベント

アート展では、ステージでのコンサートや青空マーケット、ワークショップも開催され、多くの人でにぎわっていました。

砂浜には一部ビーチマットが敷かれ、バリアフリーに整備されていました。
車いすやベビーカーでも砂浜を楽しめるのはうれしいですね。

環境にも配慮され、和歌山県産にこだわったオーガニックコットン100%のTシャツ、そして柱には間伐材が活用されていました。

イベント当日に参加が難しい障害者の方々も、Tシャツの製造を通じてイベントに参加できるため、安定した仕事や給与につながっているとのこと。
一つ一つの取り組みに、大切な意味が込められていることを知りました。

また、このアート展は砂浜美術館の「ひらひらフレンドシップ」に参加していました。

砂浜美術館とは、町のありのままの風景そのものを美術館と考え、そこにある豊かな自然や人びとの営みを「作品」として楽しむ美術館です。

今までに日本各地、そして海を越えてモンゴルの草原や、パラオの小学校でもTシャツアート展が開催されてきたそうです。

世界のどこかで、Tシャツアートがひらひらとしている光景を想像するだけで、頭の中でも美術館ができそうですね。

このイベントも、白良浜の自然ときれいに並んだTシャツ、そしてここに集う人々の温かな表情もすべてが美しい作品だと思えます。
白良浜の豊かな「美術館」を、心の中で感じることができました。

会場には、ステージからの心地よい音楽と波音が聴こえてきます。
自分の作品をうれしそうに眺める方や、まぶしそうにも目を細めながらじっくり鑑賞する方、そしてTシャツがひらひらする様子を写真に撮る方。
それぞれが、思い思いにここでの時間を過ごしていました。

わが家の子どもたちにとって初めての「美術館」。
さまざまな方が、さまざまな思いで創り上げた温かな場。
芸術の秋を、親子で五感いっぱいに感じることができた一日となりました。
また来年も開催されるようであれば、今度はぜひ子どもたちと一緒にTシャツ作品を応募してみたいと思います。

基本情報
所在地(住所):和歌山県白浜町864
駐車場(台数):白良浜駐車場 60台(※時期によって有料の場合有)
(公衆)トイレの有無:有

地域リポーター・渡辺なぎ子