イベントリポート/和歌山で世界を楽しむ/国際協力の日いんWAKAYAMAだよ~(和歌山市)
2024/2/13
地域リポーター

「国際協力」と聞くと、ちょっと身構えてしまいます。しかし先日、「むずかしいことは考えない!学ぼう!海外とつながろう! 国際協力の日いんWAKAYAMAだよ~」という気になるタイトルに引かれ、親子でイベントに参加してきました。

会場は和歌山ビッグ愛(和歌山市)8階にある「和歌山県国際交流センター」です。

エレベーターの扉が開いた瞬間、「こんにちは~!」と、カラフルな民族衣装を着たスタッフの方がお出迎え。

緊張する子どもたちを見て、「こっちでアクセサリーが作れるよ!」と声をかけてもらいました。

早速向かったのは、「世界の生地を使ってブレスレットや髪飾りを作ろう」というワークショップです。

 

布で世界を楽しむ

「好きな生地を選んでね」と言ってもらい、布が大好きな私は「わーかわい~!」と思わずのぞき込んでしまいました。

日本ではなかなか手に入らないアフリカの布。カラフルな色合いと、独特なデザインがなんとも魅力的です。

「これはどこの国の布かな」と、見ているだけでもワクワク。娘に「これいいんじゃない?」「こっちもかわいいよ?」と言いたくなるものの、気持ちをぐっと抑えて我慢。娘は大好きなゾウさんの生地を選びました。

スタッフの方に教えていただき、くるみボタンを作ります。布を丸く切り、型にはめて手でぎゅっと押すと、世界に一つだけのボタンができました。

端切れで簡単に作れるのはうれしいですね。自分で作ったボタンのブレスレットを手に着けて、娘はとても喜んでいました。

世界のことを身近に学ぶ

ブース会場では、国際協力に関わる8つの団体がブースを出展していました。
「飲みくらべてみよう 世界のコーヒー」というワークショップもあり、会場はコーヒーのいい香りが漂っていました。

セミナー会場では、「お買い物でできる国際協力」や「ASEANの国と和歌山」など身近に感じられる話から、「雄大なザンビア」や、「セネガルの学校」など、なかなか聞くことのできないお話会が開催されていました。

各団体から出されるクイズに答えると、先着でプレゼントがもらえました。
私も子どもと一緒にクイズに挑戦。キルギス共和国で作られた、かわいい手作りのフェルトクラフトをいただきました。子どもの宝物の仲間入りです。

世界に少し目を向けてみる

2月17日(土)にはおはなし会

和歌山県国際交流センターでは、子ども対象のイベントもよく開催されています。

2024年2月17日(土)には、「ナフィアさんにきいてみよう、ナイジェリアのこと」というお話会があります。ナイジェリア出身の方が子どもを対象に自国の文化をお話ししてくれるそうです。

このイベントに関連したせかいのぬりえ「ナイジェリアの人々」をいただいてきました。和歌山の名所などを塗り絵にして無料配布しているパパチカと和歌山県国際交流センターが協力して作成しています。

「塗り絵を通して、子どもたちが、新しい刺激を受け、視野を大きく広げるきっかけになれば」との願いが込められています。

塗り絵や、実際のお話を通して、ナイジェリアという国のことを想像してみること。和歌山と世界とのつながりを考えてみること。まだ小さな子どもたちには、難しいことかもしれません。

しかし、子どもたちと一緒に私も塗り絵を楽しみながら、日常生活の中で、ほんの少し世界にも目を向けてみたいと思いました。

「ちょっと海外に行ってくる」ということはなかなかできないし、イベントに参加するのも少し勇気がいります。けれども、クイズや塗り絵を楽しんでみたり、世界のかわいい布を見たり、子どもはいつも絵本で見る文字とは違う文字を発見したり。

時には、親子で少しだけ、「世界」に飛び込んでみることもいい経験だと感じた一日でした。

基本情報
所在地(住所):和歌山市手平2-1-2 県民交流プラザ和歌山ビッグ愛8F
連絡先電話番号:073-435-5240
営業時間:10:00 ~ 18:30
休館日:水曜日・祝日・12月29日~1月3日
駐車場(台数):有(50分100円)
利用料金:無
(公衆)トイレの有無:有

地域リポーター・渡辺なぎ子