子育て応援団ブログ

古い劇場をリノベーション/子どもと一緒にアート体験「田並劇場・造形教室」

2021/6/17
地域リポーター

小さな子どもとのお出掛け先として公園や図書館などもいいですが、ちょっと趣向を変えて、親子でアート体験を楽しんでみませんか?

串本町、JR田並駅そばの田並劇場では、毎週水曜日に造形教室が開かれています。講師を務めるのは同劇場のオーナーで、アーティストの林憲昭・澄蓮夫妻。参加者は現在小学生が中心ですが、対象年齢は特に設けられていないので、親子で一緒に参加して作品作りを楽しむことができます。もちろん、大人だけでも参加可能です。

これまで教室で取り上げられた造形のジャンルは多岐にわたります。山道を歩いてのツタ集めとかご編み、張り子の技術を使ったお面作り、古い時計などをバラバラに分解する体験、草木染め、ストップモーションアニメの制作などを行いました。

毎回変化に富んだ内容の授業が用意されていて、常連メンバーの子どもたちも常に新鮮な気持ちで、ワクワクしながら取り組んでいます。

取材日の教室はまず、近くの海辺での「宝物探し」から始まりました。

浜辺には発見がいっぱい!
中学生も保育園児も宝物探しに夢中。

 

すさみ町から参加されていた親子。赤ちゃん連れでもマイペースで参加できます。

その後劇場に戻ってそれぞれの宝物を紙に並べ、作品に仕上げるという内容。子どもたちは波とたわむれたり流れ着いた魚に驚いたりしながらも貝や石などを拾い、その後は伸び伸びと、しかし驚くほどの集中力を見せて作品作りに取り組んでいました。

紙の上に作り上げられるそれぞれの世界。
黙々と作業に取り組んでいます。個性が光る瞬間。

「毎回、これを作る、というゴールはあえて決めないようにしています。子どもが何かを作る上で必要な技術はその時々で伝えるようにしていますが、指導する、というよりは作る喜びを共に分かち合っている、というスタンスです」と澄蓮さん。

澄連さんが焙煎するコーヒーは絶品です。

1950年の建築

田並劇場は1950年に建てられた建物です。一時は劇場、そして映画館として使われ、町の人々でにぎわう場所でしたが、その後数10年にわたり放置され廃墟と化していました。それを林夫妻が2014年から4年間かけて修復し、アート作品の展示や映画の上映、音楽イベントなどを開催。文化の発信地としての役割を担っています。

田並劇場の外観。ボロボロだったかつての姿を知る地元民には信じられないほど立派に修復されています。

毎週月・水・土曜日にはカフェも営業していて、直焙煎コーヒーや体に優しい焼き菓子などを楽しむことができます。劇場内は広々としていて、絵本やちょっとした遊具などもあるので、小さな子ども連れでも安心して、ゆったりとした時間を過ごせます。

正面ステージでは落語や演劇の公演が行われたこともあります。

 

造形教室の参加費用はチケット制で、1回券は1,000円。親子参加なら親子で1,000円です。続けて参加するなら5,000円の6回券がお得。事前予約などは特に必要なく、飛び入り参加も大歓迎。ぜひ、田並劇場の造形教室で「親子でアート!」してみてください。

【基本情報・問い合わせ先】
田並劇場・造形教室

  • 住所:和歌山県串本町田並1547(JR田並駅隣り)
  • 電話:0735-70-1046
  • 造形教室日時:毎週水曜 15:30〜17:00
  • (カフェ営業日時:毎週月・水・土曜 13:00〜17:00)
  • 駐車場 :あり
  • トイレ :あり(オムツ替え・授乳スペースあり)
  • 水道 :あり
  • Wifi :あり
  • 自動販売機: あり(施設外・造形教室には持ち込み可)

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地域リポーター・金谷 真以子