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おすすめスポット/住宅地にぽつんと存在する前方後円墳/ 下里古墳(那智勝浦町)

2021/7/29
地域リポーター

和歌山県で古墳といえば、和歌山市にある紀伊風土記の丘を思い浮かべる方が多いと思いますが、那智勝浦町にも古墳があることをご存じですか?

下里中学校にほど近い静かな住宅地の一角にぽつんと存在する前方後円墳、それが下里古墳です。


古墳時代中期の4世紀末から5世紀初頭頃の築造と推定される紀南地方唯一の前方後円墳で、本州最南端に位置します。全長は約50m、後円部の直径は25m。竪穴式の石室は長さ5.35m、内法4.75m、東壁幅0.95m、西壁幅0.65mあります。

古墳が造られた当時は近くまで海岸が迫り、ここは小高い砂丘の上だったそうで、平安時代から明治までここに神社がありました。

石室からは碧玉製大型管玉などの出土品が発見されており、また墳丘からは築造当時のものと見られる二重口縁壺のほか、縄文土器、弥生土器、平安時代の製塩土器が出土しています。

古墳域は1976年に国の史跡に指定されており、2012年には那智勝浦町指定有形文化財に指定されています。

この古墳はいったい誰が作って、誰が埋葬されていたんでしょうね。どうしてぽつんと一つだけあるんでしょうか?研究者の間でも謎だそうです。

もしかしたらまだ発見されていない古墳が近くにあるのかもしれませんね。

古代のロマンを感じます。

【基本情報】
下里古墳
・所在地:和歌山県那智勝浦町下里351
・アクセス:JR西日本紀勢本線(きのくに線)下里駅から徒歩9分
那智勝浦町内路線バス(町営バス・熊野交通)太田線 下里出張所から徒歩6分

●周囲に駐車場はありません。必ず公共交通機関を利用してください。
●住宅地のため見学の際は静かにお願いします。

地域リポーター・定山里奈