イベントリポート/「知るだけ」でも役に立てる/さとおやほっとCafe|AGARA子育て応援ひろば

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イベントリポート/「知るだけ」でも役に立てる/さとおやほっとCafe

2023/4/3
地域リポーター

「里親」という言葉を聞いたことはあるけれど、あんまり考えたことがない・・・
自分の子どもだけで手いっぱいで、そこまで余裕もない・・・
でも子どもたちがかわいいだけに、家庭に恵まれない子どもたちのことも気になります。
何もできないことにもやもや。

思い切ってさとおやCafeほっとに行ってみることにしました。

毎月1回開催、「さとおやCafeほっと」

さとおやCafeほっとは、毎月1回の催しです。2023年は2〜7月まで和歌山県立情報交流センターBig・Uで開催されています。

イベント会場に到着するとガラス張りの室内が見えます。アクセサリーや絵本などが並べてあり、小さなマルシェのような雰囲気。

里親について気になることを聞いてみると、「どうぞ」と席に案内してくれました。優しく教えてくれたのはセンター長の川口則光さんです。

里親制度のことは知るだけでOK?

「里親は足りていないのだろう」と、当初私は勝手に想像していました。しかし希望者の数は実際の預かり数を上回っているそうです。里親制度を活用するには実の親の許可が必要で、そこがハードルだといいます。「子どもは自分で育てるべき」という思い込みが、他の家庭へ預けることへの抵抗を生んでいるのかもしれません。世間の考え方が影響しているとしたら、私たちは「子どもを育てる」ということについて何度でも考えてみる必要がありそうだと思いました。

「経済的な余裕がないと里親になるのは難しいのでは…」と考えていましたが、養育費などの経費は国から出ます。手厚くサポートされるのだな、と思いました。

また、里親にも種類があって、週末里親など一時的に預かることもできるそうです。児童養護施設にボランティアに行く、というサポートの仕方もあるそうです。

聞いてみないと分からないことがたくさんあって驚きました。
それに「知るだけでもサポートになる」ということも分かって、自分でもできることがあるのだと思いました。

気軽に絵本やお菓子を買いに行くだけでも!

私が滞在する間、お菓子を買いに来る方がちらほらやってきては少しお話しして出ていきました。会場に並べられている物の中では、古絵本が特に人気だそうです。
子ども連れでも大丈夫とのこと。短い滞在時間でも、パンフレットをもらうだけ、本を借りるだけでもOKです。

Big・Uには図書館もありますし、広い芝生や屋上庭園もあります。
子どもと一緒に遊びに行った際に、ぜひさとおやCafeほっとにも寄ってみてくださいね!

基本情報
開催地:和歌山県立情報交流センターBig・U (田辺市新庄町3353-9)
連絡先電話番号:さとおや支援センターほっと 0739-34-2735
開催日:2023年4月15日(土)、5月19日(金)、6月3日(土)、7月25日(火)、8月22日(火)
営業時間:10:00-16:00
駐車場(台数):あり
利用料金:無料