お出かけスポット/和歌浦の絶景を眺めながらパワースポットに行ってみよう/和歌浦観光遊歩道と蓬莱岩|AGARA子育て応援ひろば

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お出かけスポット/和歌浦の絶景を眺めながらパワースポットに行ってみよう/和歌浦観光遊歩道と蓬莱岩

2023/8/18
地域リポーター

「絶景の宝庫」として日本遺産に認定されている「和歌の浦」にある「和歌浦観光遊歩道」が2023年4月にリニューアルされました。

その遊歩道の途中に「蓬莱岩(ほうらいいわ)」という奇岩があるそうです。
息子が小学校の校外学習でそこに行き、「楽しかったから一緒に行こう」と言うので調べてみました。

遊歩道は、和歌浦漁港から田ノ浦漁港までのおよそ900m。和歌浦の景色を間近に眺めながら歩くことができます。磯の香りときれいな海が見えてくると、とてもワクワクしてきました。

 

変わった形の岩「蓬莱岩」

遊歩道を和歌浦漁港から歩き始めると、真ん中にぽっかりと穴があいた不思議な岩が見えてきました。これが蓬莱岩です。

蓬萊(ほうらい)とは、古代中国で東の海上(海中)にある仙人が住むといわれていた仙境の一つ。道教の流れをくむ神仙思想の中で説かれるものであるということから、縁起がいい名前と言われています。

今ではパワースポットとして訪れたり写真を撮ったりする人が多く、和歌浦観光名所の一つになっています。

岩には自然に開いた穴があり、その向こうの景色をレンズ越しにのぞいてみたら、思いがけず迫力のある写真が撮れました。

遊歩道を歩きながら浜辺を散策

整備された遊歩道は道幅が広く、リニューアル工事でライト付きの柵が設置されていました。

夜間はライトアップされ、幻想的な海の風景を楽しめます。
対岸の和歌山マリーナシティの夜景も見えそうですね。

コースは途中で砂浜に降りたり、また遊歩道に戻ったりしていて、浜辺を散策しながら進むことができます。

砂浜に降りた息子はシーグラスを探し始めました。
いつまでも探しているので、「そろそろ行こう」と声をかけたぐらい、夢中になって遊んでいました。

遊歩道に戻って道なりに歩いていると、ごつごつとした岩肌が見えてきました。
地層の折り重なる模様が、長い年月を感じさせます。

もうひとつのパワースポット⁉「夢の鐘」

さらに歩いていくと「夢の鐘」がありました。
万葉の歌人、山部赤人(やまべのあかひと)が詠んだ和歌をモチーフに造られた鐘です。

「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺を指して 鶴鳴き渡る」山部赤人(万葉集巻6九一九)
(意訳)和歌の浦に潮が満ちると、干潟が無くなるので、葦辺を目指して、鶴が鳴きながら飛んでゆくよ

この鐘を鳴らすと夢がかなうとのことだったので、息子と鳴らしてみました。

ロープを引っ張ると、カンカンカンと思っていたより大きな音が鳴ったので、少しビックリしました。

鐘の音を聞きながら、遠い昔の人もこの海を眺めていたのかなと思いました。
和歌浦の歴史を感じながら、遊歩道を歩いてみませんか?

基本情報
所在地(住所):和歌山県和歌山市新和歌浦2
連絡先電話番号:
営業時間:24時間営業
定休日:なし
駐車場(台数):新和歌浦 有料駐車場
利用料金:400円
(公衆)トイレの有無:あり

地域リポーター・南出 陽子