イベントリポート/なるほど!科学体験フェアで和高専を楽しもう/県勤労福祉会館プラザホープ(和歌山市)|AGARA子育て応援ひろば

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イベントリポート/なるほど!科学体験フェアで和高専を楽しもう/県勤労福祉会館プラザホープ(和歌山市)

2023/9/21
地域リポーター

「高専ってどんな学校?」「理系の学校だよね」「女子学生っているのかな」。
このイベントに参加するまで、私は高専についての知識がほとんどありませんでした。

高専は、高等専門学校の略称で技術者を養成する学校です。
国立高専は全国に51校設置されています。
和歌山県には御坊市に和歌山工業高等専門学校があり、「和高専(わこうせん)」と呼ばれています。

何も知らなければ、進路の選択肢にも挙がりませんよね。
子どもたちが知るきっかけを作りたいと思い、和高専主催の「なるほど!科学体験フェア」に参加してきました。

このイベントは和歌山市の県勤労福祉会館プラザホープで行われました。

子どもが興味のあるコースを選んで体験

事前に、3つのコースから選んで予約をしておきます。

・Aコース「電気工作体験」「中和反応」「防災ゲームを体験してみよう」「マインクラフトでコーディング」

・Bコース「インタラクティブ・サウンドアート」「液晶温度計」「水質測定をたいけんしてみよう」「3Dウッドパズルーウミガメー」

・Cコース「機械工作体験」「水と油は混ざらない?オイルモーションを作ろう!」「ロボット展示と操縦体験」

わが家は、息子の希望でロボット操縦のできるCコースを予約しました。

ロボットを操縦できる

まず、「ロボット展示と操縦体験のコーナー」に行きました。

高専ロボットコンテストで、全国4位に輝いたロボット「とば~す君」がありました。

しかし残念なことに、体験の時間には不具合で動かすことができず。
代わりに、ロボコンの地区大会の試合映像を見ることができました。
紙飛行機をより多く台に載せることを競うもので、このロボットの圧倒的な強さが分かる映像でした。

息子は「同じようなものを家でも作れないかな」と創作意欲を刺激されたようです。

コーナーには有線、無線のロボットが置いてあり、自由に操作できます。
前に後ろにと操作するのが面白く、息子は終了時間になっても「もうちょっとロボットをやりたい」と話すほどでした。

機械を使ってモノづくりを体験

次は「機械工作体験」でキーホルダーを作ります。
始めに、学生さんが高温で溶かした金属を型で固める作業を実演してくれました。

キーホルダーはパンダ、猫、お化け、校章の4種類から選べます。
息子は「これが格好いい」と校章を選んでいました。

子どもは固まった金属に機械で穴を開けて、やすりで突起物を削る作業をします。
最後にチェーンを付けてキーホルダーの完成。
どの行程の作業にも学生さんが一人ずつ付いて、やり方を教えてくれました。

和高専の校章は下に「W」とみかんの木の若枝があしらわれています。

息子は気に入って早速かばんにつけていました。確かに格好がいい。

オイルモーションで科学を体感

こちらは、水と油は混ざらないという科学の現象を「オイルモーション」を作って体感するコーナー。
教えてくれるのは生物応用化学科の学生さんです。
女の子のスタッフさんもいました。

始めに食用色素で水に色を付けます。
「ちょっと入れるだけですごく色が付くから、少しずつ入れてね」と丁寧に教えてくれました。
次にオイルも着色します。
最後にキラキラのパーツを入れて完成。

娘は、思っていたような色合いで作れたことに満足です。
「お家でもできますよ」と材料を教えてもらい、「夏休みの自由研究にできる」と喜んでいました。

生物応用化学科では、「週に1回は実験をしていて、いろんな分野の先生がいるので自分がどんな実験をしたいか希望を出せば授業以外でも実験をすることができる」と学生さんが話してくれました。

やりたいことが決まっている人には、素晴らしい環境なんですね。

「なるほど!科学体験フェア」は和高専を知ることができるいい機会

こどもたちは、作ったキーホルダーとオイルモーションを手にして大満足。
「息子はもっとロボットを操縦したかったな」と話していました。

私は、スタッフとして参加している学生さんから直接話を聞くことができてよかったです。

今回フェアに参加してみて、和高専は「好きなことをどんどんやっていける学校」という印象に変わりました。

和高専を知ることのできるこの機会、次回は違うテーマのコースで参加したいと思います。

基本情報
和歌山工業高等専門学校
所在地(住所):和歌山県御坊市名田町野島77
連絡先電話番号:0738-29-8211
営業時間:
定休日:
駐車場(台数):
利用料金:
(公衆)トイレの有無:

地域リポーター・神林 真衣