子育て応援団ブログ
お出かけスポット/見るだけでなく、生き物に触れる水族館/和歌山県立自然博物館(海南市)
見て、触って体験できるスポット
海南市にある和歌山県立自然博物館の「水族館エリア」にスポットを当て紹介します。
小さい頃から何回も訪れた、ダイビングが趣味の私の大好きな場所です。
この水族館は海の生き物に触れるコーナーがあったり、おもしろい展示の仕方があったりと何度も訪れたくなります。
あなたは見分けられますか?
博物館の目玉である大水槽エリアには、黒潮の海で生息するエイや高級魚のクエなどが悠々と泳いでいます。
大水槽エリアを真っすぐ進むと、右手に中水槽エリアが見えてきます。
一番手前の水槽にいるのは、カタボシイワシ、マサバ、マルアジ、マアジ。
あなたはこの4種類の魚を見分けられますか?
お子さんに魚の名前を聞かれたときのために見分け方のヒントをお教えします。
カタボシイワシ…4種の中では一番体が細長い。
マサバ…尾ひれの付け根がとても細い。
マルアジ…尾ひれ近くの体側に”ぜいご”という硬いうろこがついており、体が細長い。
マアジ…尾ひれ近くの体側に”ぜいご”という硬いうろこがついており、体がやや太短い。
ぜひ、お子さんと当てっこしてみてください。
この水槽を見ているときに、後ろから「おいしそう」と聞こえてきたのには思わず「くすっ」としてしまいました。
*注「あなたは見分けられますか?」のコーナーに展示されている魚の種類は取材時のもので、展示の内容は変更されることがあります。
実際に触ることで初めて分かる~手でみる魚の国~
こちらのエリアでは、魚やカメなどの模型やはく製を、手で触りながら観察することができます。
一般的な博物館では「触らないでください」と書かれていることが多い展示物ですが、このコーナーでは気にせず触ることができます。
お子さんにたくさん触らせてあげてください。
いろいろな発見が得られるいい機会になるでしょう。
わたしのお薦めは、タイマイというカメです。
実際に触ってみて、甲羅の縁がギザギザしていることを初めて知りました。
タイマイは、別名「べっ甲かめ」と言われており、見事な甲羅はかつてメガネやかんざしに利用されていました。
1975年に発効した「ワシントン条約」により国際的に保護されているものの、タイマイの卵や成体の肉は、いまだに世界各地で食用とされているのが実情です。
甲羅も高価で売買されるため、乱獲の対象になり絶滅危惧種になっているとのことです。
人間と自然界とが、うまく共存していける世界になればいいなと感じました。
生物に直接触れる~タッチングプール~
生きたウニ、ヒトデ、ナマコなどの生きものに触れるエリアもあります。
わたしのおいっ子は、ヤドカリをゲットしてハイポーズ。
どの生き物に触ろうかと、真剣に考えている姿がかわいらしかったです。
手をすぐに洗えるよう、近くに手洗い場を設置してくれているのもうれしいポイント。
触るだけでなく、干潮(左写真)・満潮時(右写真)に生物たちがどのように過ごしているのかも観察できます。
この展示スペースは、海に入らずともたくさんの生物に触れながら観察ができるので面白い展示方法だなと思いました。
お子さんに、たくさんの生物に触ってもらって、いろいろな発見をしてほしいエリアです。
こちらの博物館は、高校生以下の方や65歳以上の方の入館料が無料です。
そのため、3世代で来られている方を多く見かけました。
家族みんなで楽しめる場所ってうれしいですよね。
館内は、小さなお子さんでも1~2時間程度で回れる広さなので、おでかけにお薦めしたい場所です。
基本情報
所在地(住所):和歌山県海南市船尾370-1
連絡先電話番号:073-483-1777
営業時間:9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで。
定休日:月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)、年末年始(12/29~1/3)
駐車場(台数):無料駐車場50台(障害者枠2台)
入館料:大人480円(20名以上の大人の団体は350円)
高校生以下は無料((高校生は学生証を提示)
*65歳以上の高齢者無料化制度あり
(マイナンバーカード・免許証等年齢の確認できるものを提示)
*障害者等無料化制度あり(障害者手帳を提示)
*県内に在学中の外国人留学生(外国人就学生を含む)は入館料無料
(公衆)トイレの有無:有り
地域リポーター・大畑 いずみ
AGARA子育てニュース
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