お出かけスポット/海近くの公園で、津波について考えるきっかけに/内之浦干潟親水公園(田辺市)|AGARA子育て応援ひろば

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お出かけスポット/海近くの公園で、津波について考えるきっかけに/内之浦干潟親水公園(田辺市)

2025/1/31
地域リポーター

海の近くに行くと、どうしても心配になってしまう津波のこと。
まだ幼い子どもたちに、津波をどう伝え、いざというときにどう行動するか、一緒に考えるきっかけがなかなかありませんでした。

干潟の公園で親子で考える津波について


そんなとき、遊びに訪れた田辺市の内之浦干潟親水公園で、角のような形の大きなモニュメントを発見しました。
安政南海地震津波潮位「1854年(安政元年)」と、昭和南海地震津波潮位「1946年(昭和21年)」と書かれています。
大人も見上げてしまうほどの実際の津波の高さに、おもわず足がすくんでしまいます。

普段訪れる公園にこのようなモニュメントがあることで、「波がこんなに高いところまでくるんだね」「一緒に走って逃げようね」と、子どもとともに津波について考える機会となりました。

そしてなんと、この津波潮位のモニュメントはシャワーになっています。
知らずに内側にある緑色のボタンを押すと、頭の上から勢いよく水が出てくるので要注意!
水遊びもできる干潟の公園、全身浴びられるシャワーは、なんともうれしい設備です。

遊び方はそれぞれ!海の生き物にも出合える干潟の公園

内之浦干潟親水公園の敷地の半分は、干潟となっています。
自然の岸辺に近い水際を再現した観察池やビオトープ池があり、階段で水辺に行くことができます。

干潮時には干潟で海辺の生き物に出合えることも。
カニや準絶滅危惧種のトビハゼが観察できるそうです。

公園には広い芝生広場や遊具もあり、各々好きなことで遊ぶことができます。
わが家の子どもたちは、芝生の上をとにかく走り回っていました。

満潮時には海水で満たされ、海となる干潟。
「今日はどんな景色かな」と、訪れるときによって表情が変わるのも、楽しみの一つです。

海辺を訪れるのは、津波など少し心配なこともあります。
避難経路を確認するなど、できる限りの対策をして、これからも干潟の公園を子どもたちと一緒に、思い切り楽しみたいと思います。

基本情報
所在地(住所):和歌山県田辺市新庄町3259番地の4外
駐車場(台数):51台
トイレの有無:有

地域リポーター・渡辺