子育て応援団ブログ
お出かけスポット/おもいっきりアートを楽しむ「Art Party」/南紀の台Yottette広場
「テーマは、みんなが思う『和歌山』です。大胆に、思いきり自己表現してみましょう!」
南紀の台Yottette広場のフルーツ壁画の前で開催された「Art Party」。講師の先生は、この大きなフルーツ壁画を描いたぴかりん先生です。
以前、敷地内にあるフルーツ公園に子どもと訪れたときに、壁画を描いているぴかりん先生に出会いました。
下書きがなく、魔法のようにフルーツが浮かび上がってくる様子に、娘はくぎ付け。
「オリーブの実だよ。そこにある木は、オリーブの木なんだよ」と、ぴかりんさんが話しかけてくれました。
あまりにも夢中に見つめる娘に、絵の具に興味があるかなと思いながらも、
「家で絵の具は、なかなかやらせてあげられなくて…」
そんな悩みをぴかりん先生に打ち明けました。
すると、「今度アートのイベントをしようと思ってるんです。思い切りお絵描きしてもらえたらと思って」
ぴかりん先生からこんなお話をお伺いし、今回親子で参加させてもらうことになりました。
ぴかりん先生が描いた絵が大好きで、公園を訪れるたびに「お姉さん描いてたね〜」と立ち止まる娘。「オリーブ描く!」と、オシャレなことを言い出し、張り切っていました。
アートは心のギフト
「Art Party」のドレスコードは、汚れてもいい服です。
「白っぽい服は、絵の具がついてかわいいかも!」というチラシの一文にちょっとわくわくしました。ぴかりん先生が着ていたつなぎの服は、色とりどりのペンキでいっぱい!娘もぴかりん先生のお洋服を見て「かわいいね〜!」話していました。「思い切り汚してもらおう」と着せていった服ですが、「服に付いちゃった〜」と言いながら、少しずつ慎重に絵の具を使う娘。「思い切り」の体験を、なかなかさせてあげられてこなかったなと、ちょっと反省しました。
Art Partyでは、これまで見たこともない外国製の本格的な絵の具がずらり。鮮やかな色を20色ほどご用意くださり、まさにパーティーです!「どの色にしようかな」と選ぶ子どもの目も、宝石箱を見るかのようにキラキラしていました。
「絵は自分の内面的なものが出るんですよ。どんな色を選ぶのか、そのときの感情が絵に現れる。自分が好きなように描くことがいいんですよ」
深い色味を使ってぐるぐると絵を描き続ける娘を見て、そう声をかけてくださったぴかりん先生。
私は、子どもが好きなキャラクターを見よう見まねで、ちょっと微妙な絵が描けるくらいの腕前で、決して得意とはいえません。でも、自分が好きな色を使って、好きなように描いて、「楽しい!」と思うことができたら、それが全部正解なんだな。アートって、こんなに自由でいいんだな。ひたすらぐるぐると描き続ける娘の姿から、そんなことを感じさせてもらいました。
「アートは、うまい、下手ではなく、自己表現。心のギフト、ラブレターなんだよ」ぴかりん先生のアートへの思いが、心に響きました。
終了時刻まで2時間半、手を休めることなく、描き続けた娘。「時間を忘れて没頭できるってこういうことなんだ」と、こんなにも夢中になれる娘に少し、羨ましさも感じました。
「アートを通して出会う、小さな発見を大切にしてくださいね」。会が始まる前にそう話してくれたぴかりん先生の言葉は、私にとっても、大きな発見につながりました。
少し不安な気持ちもありますが、「家でも絵の具を使わせてあげたいな」、「子どもの『好き』を深めてあげられるといいな」と思っています。賃貸のわが家では、まだちょっと、勇気が必要ですけどね。
一人一人が描く和歌山が一枚の大きなキャンバスに
あちこちに描かれた愛らしいパンダたち。白良浜の海のようなスカイブルーに包まれ泳ぐ魚やイルカ。鮮やかなミカンやレモンなどのフルーツ。その間を伝うように行き交う小さな手形や大きな足形。
真っ白だった巨大なキャンバスが、みんなの愛おしい「和歌山」であふれていました。
転勤族のわが家はもうすぐ和歌山県を離れます。
初夏のまぶしい太陽のもと、爽やかな風に吹かれながらみんなで描いた、大きな大きな「和歌山」。この景色が鮮やかな色で、娘の心に刻まれていてくれたらうれしいなと思います。
そして娘にとって大切な故郷となった和歌山にいつか戻ってきて、大好きなこの場所をまた新しい視点で描ける日を、心から楽しみにしています。

基本情報
所在地(住所):和歌山県上富田町南紀の台63番3号
連絡先電話番号:0739-47-4711
営業時間:9:00~18:30
駐車場(台数):有り(500台)
トイレの有無:有り
地域リポーター・渡辺
AGARA子育てニュース
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