お出かけスポット/ドキドキの「エサやり体験」で動物と触れあう/和歌山城公園動物園(和歌山市)|AGARA子育て応援ひろば

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お出かけスポット/ドキドキの「エサやり体験」で動物と触れあう/和歌山城公園動物園(和歌山市)

2025/12/12
地域リポーター

「ウマの歯、アニメでしか見たことないかも。きれいに並んでる!」
和歌山城公園動物園の「エサやり体験」で、ニンジンを咀嚼(そしゃく)しているウマを見ながらの感想です。
ドキドキ感を楽しみながら動物と触れ合えるスポットを紹介します。

 

和歌山市民憩い場所

 

和歌山城公園内には、100年以上の歴史を持つ動物園があります。

この動物園は、「水禽園(すいきんえん)」と、「童話園」の2つに分かれた施設です。

水禽園は水鳥を中心に飼育されており、童話園は水禽以外の鳥や哺乳類が中心に飼育されています。

どちらも入り口から奥の端が見渡せるほどこぢんまりしていて、間近で動物が観察できます。

 

和歌山市民は園外保育や校外学習などで、一度は訪れたことがあるのでは?和歌山市民にはなじみ深い場所です。

童話園では13時30分から30分間、エサやりの体験ができます。

飼育員さんが販売しているエサを買い、動物たちに与えます。初めは、動物の大きさに圧倒されました。しかし、だんだんと口の動きが面白くなり、エサをかみ砕く音も気持ちよくなってきます。結局エサを4回もリピート購入してしまいました。

 

ドキドキ体験から、いろいろな発見!

 

時間が来ると、飼育員さんがエサの準備を始めました。アルパカ、ヤギ、ヒツジ、ウマ用の紙コップに入ったニンジンスティックです(1つ100円)。

私はエサやりが初めて。

動物たちは、エサを持っている人に近づいてきます。

ウマの飼育室に行くと、2頭がわれ先にと歯をむき出してフェンスに迫ってきます。あまりの勢いに、私より先にいた女の子は、しばらく立ちすくんでいました。けれども、そばには飼育員さんが付き添ってくれているので安心です。

私も、エサを近づける時はドキドキしました。

要領の良いウマが食いつき、カリカリとおいしそうに食べます。かみ砕くウマの口元を間近で見て、アニメのワンシーンを思い出し、そこで緊張が解けました。

 

園内では、アルパカも飼育されています。

エサやりの時間になると、スタッフさんに引かれて飼育室から動物園の中央付近に移動してきました。その場所は柵で囲っていますが、フェンスはありません。

私の身長は158㎝です。アルパカの頭は私の肩ほどの高さにあり、近寄ると迫力があります。

 

もしもの事故に備えてでしょうか。スタッフさんからペットボトルで作ったガードを渡され、それを手にはめてエサやりをします。そのおかげで安心して近づけました。

まん丸い目をしていて、食べる姿はかわいらしい。

アルパカにエサをやる頃には、じっくりと観察を楽しめるほど余裕ができていました。

 

動物を知ることが守ることにつながる

 

各動物を紹介しているポップも注目すべきポイントです。

飼育員さんの手作りで、生態の情報が詳しく書かれています。

表情を捉えたイラストも添えられていて、動物たちに付けられた名前や性格、特徴がとてもよく分かりました。

例えば、アルパカは「威嚇するときや嫌なことがあると、くさい唾を吐く」と書かれています。私が抱いていた穏やかな印象ではないことを知り、それが身を守るための行動だと納得。「唾を吐く」様子を描いてくれていて、説明を読むことでも楽しめました。

 

園には、病気を持ち込まないように消毒マットを踏んで入場します。

「エサやり体験」は雨天中止、また気温や状況によっては触れ合えない動物があるようです。

園内は、日よけや雨よけになる場所はありません。気温やお天気を調べて来場するのが良いと思います。

そして、動物との距離が近いので、大声を出したり刺激を与えたりしないことが大切です。

思わぬ事故に遭わないよう、ルールを守って楽しみましょう。

 

基本情報

所在地(住所):和歌山県和歌山市一番丁3 和歌山城公園内
連絡先電話番号:073-424-8635
営業時間:9:00~17:00
定休日:6~9月、12~2月火曜日(祝日の場合は直後の平日)
HP、インスタグラムにてご確認ください。
利用料金:無料
駐車場(台数):有り(有料)
トイレの有無:有り
地域リポーター・渡邉千穂