座談会を開催!ママたちの生の声にヒントがたくさん|AGARA子育て応援ひろば

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座談会を開催!ママたちの生の声にヒントがたくさん

2020/9/17
地域リポーター

きっずぱーく座談会の様子

大切なお子さんを安心して預けていただくために、もっとよくするにはどうしたらいいか?と考え、座談会を開催しました。
ファミリー会員のママと利用したことのないママ両方にお越しいただき、いろんな視点からの意見をお聞きすることができました。

座談会には、「よりよい子育て」「ママの時間」を得るためのヒントがいっぱいでしたよ!

 

今回ご参加いただいたママ

司会進行 きっずぱーくセンター長榎本

<利用したことがあるママ>
9歳のママ(ヘビーユーザー・田辺市街地エリア)
8歳のママ(ヘビーユーザー・田辺市街地エリア)

<利用したことがないママ>
8歳・5歳・2歳のママ(田辺・牟婁エリア)
11歳の双子と5歳のママ(田辺市街地エリア)
5歳のママ(田辺・龍神エリア)

 

そもそもファミリー会員・サポート会員って?

 

ママたちがまず、ややこしく感じてしまうのが、ファミリー会員とかサポート会員とかの聞きなれない言葉。

座談会でもわかりにくいという言葉をいただきました。

きっずぱーくでは、お子さんを預けるママやパパをファミリー会員、お子さんを預かるスタッフをサポート会員と呼んでいます。

ママやパパがきっずぱーくに登録すると、その後マッチングを行います。マッチングというのは、預けるファミリー会員と、預かるサポート会員が実際に顔を合わせて、お子さんを預かるにあたって打合せを行うことです。

ママやお子さんの状況、条件などをしっかりとお聞きしてマッチングを行うので、これまでマッチングできなかったことはありません。
お子さんとも顔合わせしてゆっくりとなじんでいただきます。
不安なことがあれば、きっずぱーくになんでも聞いてくださいね。
もちろんマッチング後にサポート会員さんを変更することも可能です。
「預けたい」時はいきなりやってきますので、登録だけでもOK。
最近では、出産前の妊婦さんのうちにきっずぱーくに登録するママが増えています。まだ動きやすいときに申し込みや手続きを済ませておけば安心ですよ。

 

きっずぱーくでは、ファミリーサポート事業を知っていただけるための資料を色々と用意しています。今回も座談会にご参加いただいた方にお配りしました。

 

 

この活動をはじめてますます元気に!サポート会員さん

 

「きっずぱーく」のことは知っていた、と利用していないママさんも言ってくれています。
では、「どうして利用したことがないのか」理由を聞いてみました。

「どんな人がサポートしてくれるのかわからない、ちゃんとした人なのかな」

一番の理由は「人」への不安。
大切なお子さんを人に預けることは、もちろん不安があって当たり前です。

それに対して、利用しているママさんからは、
「忙しい自分が子供をみているより、よっぽど丁寧にみてもらえる」
「とても良い方で、家族ぐるみで今でもずっとお付き合いしている」
という声が。

きっずぱーくサポート会員さんの多くは、50、60代の子育てが一段落した方。
救急の知識など13の講座を受けた方しか、サポート会員になることはできません。
そして、サポート会員さんは「仕事」ではなく「有償ボランティア」です。
思いがないとやれないことですね。
元々子育て支援に関心がある方が多く、この活動以外でも子育てや教育の分野で活動している方も多いんですよ。
みなさん、
生き生きとやりがいと責任感を持って取り組んでくださっています。

学びながら、困っているママの助けになっているという充実感が「この歳から自分も成長でき、どんどん若返っている」と朗らかにおっしゃいます。
保育所や幼稚園とはまた違い、いろんな立場や人生経験を持つサポート会員さんがいるので、さまざまなタイプのママの気持ちに寄り添えます。

ファミリー会員ママも、
「ファミサポを利用してよかった理由の一つが、親や保育園など以外の大人と触れ合うことができたこと」だと
おっしゃってくださいました。

 

 

子どもさんの「行動記録」はママやパパたちからとっても好評

 

ファミリー会員ママが「ファミサポを利用してよかった」と思ってくださっている証拠になるようなお話もしていただきました。
それが、
「行動記録が子供の成長の記録になる」というお話。

行動記録
後日、みせていただいたこれまでの「行動記録(活動報告書)」の一部。大切に保管されていました。

 

行動記録というのは「お子さんをお預かりした際にどのようなことしたか」を記入する用紙で、お預かり後にママやパパに渡します。

赤ちゃんが小さいときにミルクの回数やおむつの回数をつけていたママもいると思いますが、まさにあんな感じです。

この利用者さんはその「行動記録」をすべてファイリングして残しているそう。

「それを改めて眺めると、子供の成長が感じられて嬉しいんですよ〜。細かな子供の成長って忘れちゃうけど、こうして残っていると嬉しい」とのこと。

「こんな絵本を読んだ」「何時にうんちをした」「お外に止まっている工事用の車に興味津々」「おにぎりをいくつ食べた」、、、

とてもじゃないけど、生活の中で記録するのは無理、、、というような内容ですが、サポート会員さんはしっかり記録してくれます。

 

利用していないママもこれは感激。

自分が離れているあいだの子供の様子が手に取るようにわかると安心できそうだし、子供を預けるイメージがちょっと変わりました!と言っていただけました。

 

後日、

大切に保管されている何年分かの行動記録を見せていただきました。見慣れた用紙ですが、そのお子さんの数年分の成長を私たちもママたちと共に感じることができてとてもうれしかったです。

わたしたちも、行動記録がこうしてきっずぱーくを利用してもらうメリットの一つになるということを、利用者ママから学ばせてもらいました。

 

ママやパパのリフレッシュのために預けるのもOK

 

利用したことのないママのなかには、「ワンオペ育児で美容院に行けず自分で髪の毛を切ってやり過ごした」というママも。

「もっと早く利用ママの体験談を聞いていたら、きっずぱーくさんが安心できるところって分かっていたら絶対預けたのに!」と悔しそうです。

ファミリー会員のママは、上手に利用して息抜きをしていたそう。
「ずっと子供と一緒だとイライラしてしまうこともあったけど、息抜きした後はとっても可愛く感じる」
とおっしゃっていました。

きっずぱーくはお子さんを預ける理由を問いません。もちろん仕事じゃなくても大丈夫!
子育てはエンドレスですから、ママやパパだって時にはリフレッシュしてください。

預ける場所・利用シーンもも様々なので、
「居酒屋さんを開業するので準備しているお店の2階に来てちょっと子どもをみていてほしい」
「おばあちゃんが子どもをみてくれるのだが車の運転ができず保育所の送迎だけお願いしたい」
というような利用方法もたくさん。

ママがリフレッシュして元気でいることも、子供たちにとってはとても大切なこと。
堂々とリフレッシュしてもらいたいと思っています。

 

きっずぱーくセンター長の榎本。この座談会でなかなか聞けない生の声を聞いて、いろいろ学べたとのこと。

お部屋が片付いてない?そのままでいいんです。

 

きっずぱーくを利用したことのないママからこぼれたのが「自宅にサポート会員が来るというので利用をためらってしまった」という声。

慣れているファミリー会員ママは「もうそのまま来てもらってた」「サポート会員さんのおうちで預かってもらっていた」とのこと。
片付ける時間を使っていては意味がありません。
お子さんがいる家庭は散らかっていて当たり前。
どうぞそのままで。

それでも気になる方は、サポート会員さんのおうちで預かってもらうこともできます。
まずは気軽に相談していただければと思います。

 

自分も子どもも人と繋がっていけるんだ!

 

さあ、みなさん「子育てあるある」で盛り上がり、どんどん場が和やかになってきたところで、きっずぱーく利用ママたちからおすすめエピソードの嵐です。

「自分だと数分で終えてしまう散歩道を子どもに合わせて歩いてくれる。途中で草をむしったり寄り道してもニコニコ一緒に遊んでくれ、子どものペースでみてくれる。」

「子どもからリクエストされていたパズル遊び。忙しくてつい先延ばしになっていたんですが、サポート会員さんがパズルを一緒にしてくれた。夜、子どもが嬉しそうにパズルの話をしてくれました」

「親だけだとついがんじがらめになることがあるが、もうひとつ違う目でみてくれるのはありがたい。今や、サポート会員さんは子どもの情緒の発展になくてはならない存在になっています。」

はい。私たちきっずぱーくサポート会員は、みんな子どもが大好き。思い切り一緒に遊びます!

「ああ、そうか。託児サービスって時間を確保できるだけじゃないんだ!自分も子どもも人と繋がっていけるんだ!」とまだ利用したことのないママの声。

そうなんです。みてもらうことでこそ得られる体験。サポート会員は言ってみればお子さんのおばあちゃん役みたいなイメージでしょうか。他人の手が入ることでママやパパ、そして子どもさんの視野が広がるんですね。

 

利用したことがないママも、だんだんと安心の表情に。

 

ママやパパのことも包んで差し上げたい

 

利用ママのおひとりが
「子どもを預けるのにお弁当を持たせたらサポート会員さんから「お母さんいつもえらいね、お弁当!」と声をかけてもらった。大人である自分のこともみてくれているんだ、とたちまち安心感に包まれて実は涙がこぼれそうでした。」
と打ち明けてくれました。

子どもさんを預けることに小さな罪悪感を持ってしまうママ。預けるときに子どもさんが泣いて後ろ髪を引かれること。ほかのママたちと比べて自分はできていないと責めてしまう気持ち。座談会に出席してくれたママたちが話してくれた本音にみなさん共感の嵐でした。

私たちは、ママやパパたちに「そのままで大丈夫よ」とお伝えする気持ちでサポートにあたっています。

資料を取り寄せるだけ、話を聞くだけ、登録するだけでも構いません。どこかに頼れる、相談できるところがある、と思うだけでも子育ての「どうしよう」を軽減できることも。いつでもお待ちしていますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

座談会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
今回の学びをどんどん生かしていきたいと思います!