秋が深まると、熊野古道にもさまざまな花が咲きます。アケボノソウもその一つ。渓流沿いや湧き水のある所など、湿気のある場所を好みます。
白い花びらにある黒い班紋を明け方の星になぞらえたのが名前の由来。黄緑色の班紋は蜜腺で、写真を撮るときに気をつけないと虫が止まっていることがちょくちょくあります。
秋が深まると、熊野古道にもさまざまな花が咲きます。アケボノソウもその一つ。渓流沿いや湧き水のある所など、湿気のある場所を好みます。
白い花びらにある黒い班紋を明け方の星になぞらえたのが名前の由来。黄緑色の班紋は蜜腺で、写真を撮るときに気をつけないと虫が止まっていることがちょくちょくあります。
熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)でサクラが見頃を迎えています。
大鳥居周辺のサクラはやや開花が遅く、3月27日現在で7分咲きぐらい。
そのほかのサクラは満開です。
熊野古道沿いに、早春の花バイカオウレンとコセリバオウレンが咲き始めました。いずれも花の大きさが1センチ前後の小さな植物です。どうぞ、見逃さないように歩いてください。
お正月の縁起物の植物の投稿です。
金運アップのおまじないにはさまざまなものがあるようですが、最強の金運アップのおまじないが「千両万両有り通し」といってお正月にこれらを飾ることだそうです。
この中で一両から万両まではよく聞きますが、億両はあまり耳にすることはありません。
千両や万両に比べて、深山樒(ミヤマシキミ)の実が大きいことから億両としたとのことです。
熊野古道の紅葉を駆け足で巡って来ました。時期が遅かったので散っているところが多く、収穫は少なめでした。
熊野古道が通る上富田町内には、旅するチョウとして知られるアサギマダラを迎えようと、このチョウが好む花「フジバカマ」を植栽した花畑があります。そのうちの一つで10月下旬、飛来したアサギマダラを撮影しました。
熊野古道三軒茶屋~本宮大社間で出合ったチャボホトトギス。
チャボホトトギスの葉はほとんどが虫食いであったり、傷んでいることが多いのですが、写真の花は珍しく葉が無傷でした。
一輪だけ石段に隠れるように咲いてました。
紀伊半島南部の固有種。
セリ科で川岸の岩上に生える植物です。
国の絶滅危惧ⅠB類。
和歌山県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
熊野古道・稲葉根王子に近い上富田町市ノ瀬で、ヒガンバナの群生が今年も訪れる人たちを楽しませています。
関東以西~九州に点在する多年生つる草。
和名の由来は葉が馬の顔の形に似ていて花の球形の部分が馬の首にかける鈴に似ていることによる。
夕暮れ時の大斎原で満開の桜を撮影しました。
野長瀬家のシダレザクラは、田辺市中辺路町近露の熊野古道沿いにあります。今年は例年より1週間ほど早く満開になりました。
那智山の桜は、里のソメイヨシノよりも早めに見頃を迎えます。晴天の桜も目に美しいのですが、お薦めはむしろ雨の日。わき立つ霧に見え隠れする那智の滝と、しっとりとした桜の共演が見事です。
熊野本宮大社の旧社地・大斎原で桜が咲き始めました。
世界遺産に登録されている大峰奥駈道の入り口に当たる七越峰(田辺市本宮町)には、クマノザクラと判定された木が3本あり、3月13日現在満開です。
田辺市下三栖にある三栖王子跡では2月下旬、早咲きの桜と梅の花が咲き競います。このような王子跡は他にありません。
熊野本宮大社近くの熊野古道沿いで沈丁花に似た白い花を咲かせています。
関東以西の太平洋側の林内に生える高さ1ḿ以下の常緑小低木です。
果実は6月頃赤く熟すが有毒です。
熊野古道散策で見かけることができる早春の花「小芹葉黄蓮(コセリバオウレン)」。
本州、四国の林内に生える常緑の多年草です。
花は小さくて目立たないですが、マクロレンズを使用すると中々魅力的な花です。
梅花黄連(バイカオウレン)と一緒に咲いていることがあります。
梅の花の便りが届く季節になってきました。
熊野の山中では梅の花に似ていることから和名がつけられた梅花黄蓮(バイカオウレン)が咲いています。
写真は、熊野古道小辺路ルート近くで咲いている梅花黄連です。
所有者の方の管理が行き届いているので毎年きれいな花が見られます。
熊野古道沿いで、早春の花「バイカオウレン」と「コセリバオウレン」が見頃を迎えています。バイカオウレンは、梅の花に似た姿から、コセリバオウレンは葉がセリに似ていることから名付けられたそうです。いずれも小さな花です。この季節に古道を歩くときには、ぜひ足元に目をやってください。
田辺市中辺路町高原の熊野古道沿いにあるカエデの巨木が紅葉の盛りを迎えました。その姿に圧倒されます。
那智勝浦町の妙法山阿弥陀寺の紅葉です。
境内からは那智湾を見下ろす雄大な景色が楽しめます。
田辺市中辺路町高原の熊野古道沿いにあるカエデの巨木が少し色づきました(2020年11月28日撮影)。あと1~2週間で紅葉の見頃になりそうです。
田辺市中辺路町福定(ふくさだ)の大銀杏(おおいちょう)はその大きさに圧倒され、カメラを向けてもどう撮っていいのか分からなくなるほどです。今年(2020年)は黄葉の時期が短く、11月下旬の3連休でほとんど散ってしまいました。昨年の写真も交えて掲載します。
田辺市内で2017年に撮影した紫千振。
和歌山県レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に、国では準絶滅危惧に分類されています。
千振に似ていますが、花が紫色で草丈も大きいです。
田辺市での花期は11月頃で日当たりの良い草地に生育しています。
9年前、紀伊半島を襲った大災害後から50日ほど経った10月26日夕刻、熊野古道湯川王子へ向かう林道脇で群生しているナギナタコウジュを見かけ夢中で撮影。
しかし、その年を最後にばったりと見かけなくなりましたが、9年ぶりに前回の場所近くで発見しました。9年前を懐かしんでの撮影となりました。
熊野九十九王子の中でも格式が高い五体王子の一つが上富田町岩田の稲葉根王子。そこからほど近い同町市ノ瀬の富田川河川敷でヒガンバナの群生が見頃を迎えています。
約800平方メートルの花畑を埋め尽くすヒガンバナは、真っ赤なじゅうたんのように見えて圧巻です。特に、対岸の山から朝日が昇る時刻には感動的な景色を見ることができ、写真愛好家に人気があります。
湿気のある岩などに生える多年草で、古道沿いでも見ることができます。葉がたばこの葉に似ているので、この名が付けられました。夏に紫色の花を咲かせます。
熊野古道・大辺路の世界遺産である「駿田峠」と「二河峠」の間にある「ゆかし潟」は風光明媚な汽水湖で、詩人の佐藤春夫が命名したといわれています。7月にはその湖畔を黄色いハマボウの花が彩ります。
(一部の写真は光の反射がリング状になるレフレクス型の望遠レンズで撮影しています)
上富田町岡、田中神社隣のハス田では、古代ハスとして知られる大賀ハスを観賞することができます。見頃は6月中旬から7月下旬まで。近くに駐車場もあります。
紀南の沿岸林では、毎年5月から9月ごろに掛けて、光るキノコ「シイノトモシビタケ」を見ることができます。
各地で見ることはできますが、夜中の森に分け入り、自分で発見するのはなかなか困難。
那智勝浦町の宇久井半島にある目覚山では「宇久井海と森の自然塾運営協議会」が観察会を開いており、毎年、多くの人が訪れています。
ササユリは6月から7月にかけて、熊野古道を華麗に彩ります。乱獲や獣害で数が少なくなっていますが、田辺市中辺路町近露では、古道沿いの畑で大切に育てられているササユリを見学することができます。
ツルアリドウシは5月から6月にかけて古道の足元で小さい白い花を咲かせ、やがて赤い実を結びます。花は近付いてよく見ると、毛がたくさん生えています。
熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)を望む伏拝王子の近くにウツボグサが咲いていました。ウツボグサの「ウツボ」は、魚のウツボではなく、武士が弓矢を入れる道具「靫(うつぼ)」に花の形が似ていることから名付けられたそうです。
熊野古道沿いに見られる質素なアジサイが「ヤマアジサイ」。梅雨時の雨が似合います。
熊野の山中には5月下旬から6月上旬にかけて、装飾花がないアジサイ「コアジサイ」が咲きます。満開のコアジサイはふわふわの玉のように見えます。
西行法師ゆかりの八上王子がある上富田町岡では5月下旬から6月上旬にかけて、ホタルを観賞することができます。川面を乱舞する光景は幻想的です。