熊野古道・大辺路の「富田坂」の起点になるのが草堂寺。白壁と白い桜が印象的です。
熊野古道・大辺路の「富田坂」の起点になるのが草堂寺。白壁と白い桜が印象的です。
田辺市内で2017年に撮影した紫千振。
和歌山県レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に、国では準絶滅危惧に分類されています。
千振に似ていますが、花が紫色で草丈も大きいです。
田辺市での花期は11月頃で日当たりの良い草地に生育しています。
すさみ町の稲積島は、神武天皇が東征した際、この島で食糧の稲を積んだことからその名が付いたと伝わります。島全体は原生林に覆われ、国の天然記念物に指定されています。
稲積島に守られた周参見湾は波が穏やかで、夕焼けが湾全体を赤く染めます。
熊野古道・大辺路の世界遺産である「駿田峠」と「二河峠」の間にある「ゆかし潟」は風光明媚な汽水湖で、詩人の佐藤春夫が命名したといわれています。7月にはその湖畔を黄色いハマボウの花が彩ります。
(一部の写真は光の反射がリング状になるレフレクス型の望遠レンズで撮影しています)
串本町の古座川河口約1㌔沖にある「鯛島」は、そばにある「九龍島」とともに南紀熊野ジオパークのジオサイトに選定されており、熊野古道大辺路から望める景勝地です。
「鯛島」はその名の通りタイのような形をしており、「目」に当たる穴に朝日が入った姿は「金目鯛(きんめだい)」とも呼ばれて親しまれています。
国の名勝・天然記念物にも指定されている串本町くじの川の「橋杭岩」。陸地から沖へ約850メートルにわたって大小40余りの岩柱が直線状にならんでおり、それぞれに「ハサミ岩」「大オガミ岩」などユニークな名前が付けられています。日の出の名所として有名ですが、満月との共演も見逃せません。
紀伊半島沖は、小さな漁船から大型の貨物船まで、さまざまな船が行き交います。海沿いの熊野古道「大辺路」を訪ねると、朝夕にこんな風景に出合います。
2016年に世界遺産に追加登録された串本町の大辺路「富山平見」の峠には、木の根っこが特徴的な切り通しがあります。