「【秋(9~11月)】」の検索結果(27件)

古道にアケボノソウ

秋が深まると、熊野古道にもさまざまな花が咲きます。アケボノソウもその一つ。渓流沿いや湧き水のある所など、湿気のある場所を好みます。

白い花びらにある黒い班紋を明け方の星になぞらえたのが名前の由来。黄緑色の班紋は蜜腺で、写真を撮るときに気をつけないと虫が止まっていることがちょくちょくあります。

古道の紅葉

熊野古道の紅葉を駆け足で巡って来ました。時期が遅かったので散っているところが多く、収穫は少なめでした。

旅するチョウ「アサギマダラ」

熊野古道が通る上富田町内には、旅するチョウとして知られるアサギマダラを迎えようと、このチョウが好む花「フジバカマ」を植栽した花畑があります。そのうちの一つで10月下旬、飛来したアサギマダラを撮影しました。

チャボホトトギス

熊野古道三軒茶屋~本宮大社間で出合ったチャボホトトギス。

チャボホトトギスの葉はほとんどが虫食いであったり、傷んでいることが多いのですが、写真の花は珍しく葉が無傷でした。

一輪だけ石段に隠れるように咲いてました。

百間ぐらの夕日2021

小雲取越のビューポイント「百間ぐら」の夕日を更新します。

夕焼け雲を期待して足を運ぶのですが、なかなか思うよな光景に出合えません。

カワゼンゴ

紀伊半島南部の固有種。

セリ科で川岸の岩上に生える植物です。

国の絶滅危惧ⅠB類。

和歌山県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

市ノ瀬のヒガンバナ

熊野古道・稲葉根王子に近い上富田町市ノ瀬で、ヒガンバナの群生が今年も訪れる人たちを楽しませています。

霧の箸折峠

田辺市中辺路町近露が霧で覆われた朝、箸折峠に牛馬童子を訪ねました。凜とした姿で霧の向こうを見つめているようで、印象的でした。

阿弥陀寺の紅葉

那智勝浦町の妙法山阿弥陀寺の紅葉です。

境内からは那智湾を見下ろす雄大な景色が楽しめます。

紅葉までもう少し

田辺市中辺路町高原の熊野古道沿いにあるカエデの巨木が少し色づきました(2020年11月28日撮影)。あと1~2週間で紅葉の見頃になりそうです。

福定の大銀杏

田辺市中辺路町福定(ふくさだ)の大銀杏(おおいちょう)はその大きさに圧倒され、カメラを向けてもどう撮っていいのか分からなくなるほどです。今年(2020年)は黄葉の時期が短く、11月下旬の3連休でほとんど散ってしまいました。昨年の写真も交えて掲載します。

箸折峠の秋

平安時代、皇位を追われて失意のうち熊野に向かった花山法王(968~1008年)が昼食をとる際に、箸がかなかったことからお供の者が茅を折って箸代わりにしました。それからその場所が箸折峠と呼ばれるようになり、茅から赤い汁がしたたったことから法王が「これは血か露か」と聞いたこため、眼前の里は近露となったそうです。

峠から下る途中には東屋があり、近露の集落を見渡すことができます。秋のススキ(茅)とカエデが古道を彩ります。

 

 

近露の紅葉

熊野古道・中辺路の近露王子は、日置川のほとりにあります。その対岸にはカエデの並木があり、美しい紅葉を見ることができます。

那智の日の出

那智の浜ではこの季節、弁天島の後ろから上がる朝日を見ることができます。弁天島を「ゴジラ」に見立てて構図を決めるのも一興です。

大斎原遠望

熊野本宮大社から伏拝王子に向けて20分ほど歩くと、右手に「ちょっとよりみち展望台」の看板があります。

案内に従って急な階段を上り切ると、熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)と日本一の大鳥居を望むことができます。

秋から冬にかけて本宮町内は朝霧が立つことが多く、日の出の時刻からその1時間後ぐらいまで、左から差し込む朝日と朝霧の共演を見ることがてきます。

紫千振

田辺市内で2017年に撮影した紫千振。

和歌山県レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に、国では準絶滅危惧に分類されています。
千振に似ていますが、花が紫色で草丈も大きいです。

田辺市での花期は11月頃で日当たりの良い草地に生育しています。

ナギナタコウジュの花

9年前、紀伊半島を襲った大災害後から50日ほど経った10月26日夕刻、熊野古道湯川王子へ向かう林道脇で群生しているナギナタコウジュを見かけ夢中で撮影。

しかし、その年を最後にばったりと見かけなくなりましたが、9年ぶりに前回の場所近くで発見しました。9年前を懐かしんでの撮影となりました。

百間ぐらの夕日

田辺市本宮町請川と新宮市熊野川町小口を結ぶ熊野古道が「小雲取越」です。その途中に、熊野の山々を見渡すことができる「百間ぐら」があります。

古道を歩いていると突然視界が開け、大きく曲がった道の頂点には地蔵尊があります。その後ろは千尋の谷。谷は西側に開けているので、沈む夕日は絶景です。

写真撮影は、車で移動します。本宮町請川から車で林道を走り、古道と交差する場所から徒歩20分ほどで到着します。

日没の時間を過ぎると足下が急に暗くなるので、懐中電灯は必須です。

潮見峠の雲海

秋が深まると、熊野古道に雲海の季節が訪れます。世界遺産に登録されている潮見峠越のルートでも、気象条件が合えば早朝に雲海を見ることができます。

雲海が発生しやすいのは、湿度が高く、冷え込んだ、風のない朝です。潮見峠の撮影ポイントは、峠から中辺路町小皆(こかい)に向けて1kmほど下った田辺市道沿いのビューポイント。

日の出の前後には景色がめまぐるしく変わるので、シャッターを切り続けます。

扇ケ浜ライトアップ

田辺市の扇ケ浜で10月17、18日に開かれた野営イベント「SHIOGORI CAMP(シオゴリ キャンプ)」の一環として、砂浜がライトアップされました。

浜が虹色に次々に表情を変え、幻想的な雰囲気を醸し出しました。

円座石

円座石(わろうだいし)は、熊野古道・中辺路の最大の難所、大雲取越(おおくもとりごえ)の途中にある巨石。昔、熊野の神々がその上で談笑したと伝わります。表面には、熊野三山の本地仏を表す三つの梵字(ぼんじ)が刻まれています。

円座(わろうだ)は、わらで編んだ円形の座布団「藁蓋」(わらふだ)が語源。和歌山県の方言では、「ざ」がなまって「だ」になるので、「わろうだ」ではなく「わろうざ」が正しいのではないかと誤解する人がありますが、そうではありません。

稲積島の夕景

すさみ町の稲積島は、神武天皇が東征した際、この島で食糧の稲を積んだことからその名が付いたと伝わります。島全体は原生林に覆われ、国の天然記念物に指定されています。

稲積島に守られた周参見湾は波が穏やかで、夕焼けが湾全体を赤く染めます。

扇ケ浜夕景

田辺市江川の浜にはかつて、熊野参詣の巡礼が海水で身を清める潮垢離場がありましたが、今は埋め立てられて石碑が建っています。

その代わりに、景色のいい扇ケ浜に2018年、現代の潮垢離場が設けられました。そこから望む夕日は見応えがあります。

古道照らす名月

田辺市中辺路町の熊野古道「潮見峠」付近から中秋の名月を撮影しました。

月は東の山から上がり、やがて峠のススキを照らしました。

 

稲葉根王子近くのヒガンバナ

熊野九十九王子の中でも格式が高い五体王子の一つが上富田町岩田の稲葉根王子。そこからほど近い同町市ノ瀬の富田川河川敷でヒガンバナの群生が見頃を迎えています。

約800平方メートルの花畑を埋め尽くすヒガンバナは、真っ赤なじゅうたんのように見えて圧巻です。特に、対岸の山から朝日が昇る時刻には感動的な景色を見ることができ、写真愛好家に人気があります。

 

 

高原の幻想

「霧の里」として知られる高原の集落は、夜も幻想的な姿を見せます。未明に発生した雲海が眼下の街明かりに照らされ、星空の下で美しくたなびく光景を撮ることができました。