マーチングで町を明るく!/Starfish Band Activities(上富田町)|AGARA子育て応援ひろば

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マーチングで町を明るく!/Starfish Band Activities(上富田町)

 紀南地域で唯一のマーチングバンド「Starfish Band Activities(スターフィッシュバンドアクティビティーズ)」。本拠地の上富田町をはじめ、県内各地のイベントで演奏を披露している。

未就学の娘も彼らの演奏が大好き。上富田町の文化会館で同団体が主催するマーチングバンドイベント「MIX3(スリークロス)」が昨年2月に開催された。

全国からマーチングバンドが集結した。「マーチングを通して町の活性化につながれば」という思いが込められており、子どもから大人まで楽しめる心はずむ1日となった。

 

 みんなはマーチングにどんなイメージを持っているだろうか。

体育館を一面を使った演技、大人数での団体行動を思い浮かべる人も多いだろう。

「スリークロス」は少人数編成で10m×7.5mといったコンパクトな舞台で演技が披露されるのが特徴だ。

会場はスポーツ観戦のような熱気に包まれ、客席からは応援や歓声が湧き上がる。観客もルールを知らずに気軽に楽しめるのが魅力である。

 【写真提供:Starfish Band Activities】

 娘は、ダンスや動きで演目を彩る「カラーガード」と呼ばれる少し年上のお姉さんたちの演技に目を輝かせる。「演奏会」と聞くと、「じっとしていられるかな」「騒がないかな」と心配になるが、ときには周囲に合わせて手拍子をしながら楽しんでいた。

 

地域活性の一端に

 

 2026年2月23日、上富田町の文化会館で3回目となる「MIX3和歌山オープン 2026」が開催される。

今年は地元のキッチンカーも集まる「マーチング&フードフェス」としての実施が予定されている。

全国からマーチングを愛する人々が集うことで、地域のにぎわいにつながる1日になるのではないだろうか。娘とともに地域のグルメを味わいながら、今年も迫力ある生演奏を楽しみにしている。

 

【基本情報】

所在地(住所):「Starfish Band Activities」事務局

和歌山県上富田町南紀の台59-11

連絡先電話番号:090-1677-1223

地域リポーター・渡辺

子どもと触れ、眺める広い世界/南方熊楠記念館(白浜町)

和歌山県が生んだ世界的な博物学者・南方熊楠。

白浜町には資料や遺品を展示している記念館がある。文字が読めない未就学の娘にはまだ難しいかもしれない。

しかし、親子で静かに展示に向き合ってみるのも大切な経験になるのではないだろうか。そんな思いから、記念館を訪れてみた。

記念館は国立自然公園に指定されている番所山公園内にある。

かつて植物園だったこともあり、大自然に囲まれ、まるで異空間への入り口のようだ。

自然光が差し込む開放的なエントランスを抜け、熊楠の生い立ちや研究の軌跡が紹介されている展示室へ足を運ぶ。大人でもじっくり読み込むのはなかなか難しい内容だ。

 

足早に進む娘を「やっぱり少し早かったな」と眺めていたが、ふと顕微鏡で観察できる粘菌の展示に立ち止まった。覗くと広がる不思議な世界に、娘は夢中に。「見て感じられるだけで十分」と気付かされる時間だった。

屋上展望デッキに上がると円月島、白浜温泉街、天気がよければ四国まで見渡せる大パノラマが広がる。

熊楠が過ごしたロンドンまでの距離「9603km」と書かれた看板を見て、「遠いね」と話しながら、海の向こうに思いをはせてみる。

海風を浴びながらの大絶景の中、娘は走ってみたり、ベンチで寝転んでみたり。1番お気に入りの場所のようだ。「静かにしなきゃ」から解き放たれる場所があるのも、子連れにはうれしい。

 

子どもと一緒だとゆっくり展示を見ることはできない。それでも、「難しいね」と言葉を交わしながら、また来たいと思える場所。子どもとともに、少しずつ世界を広げていける。南方熊楠記念館は、そんな時間をくれる場所である。

 

【基本情報】

<場所>

  • 所在地(住所):和歌山県白浜町3601-1
  • 連絡先電話番号:0739-42-2872
  • 営業時間:午前9時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
  • 休館日:毎週木曜日 その他休館日あり(事前にホームページで要確認・春休み、ゴールデンウィーク、夏休み期間は無休)
  • 利⽤料⾦:大人(高校生以上)600円(2026年3月31日迄) 700円(2026年4月1日~)

小人(小・中学生) 300円(変更なし)

  • 駐⾞場(台数): 番所山公園下に第1駐車場(普通車15台)、番所山公園上に第2駐車場(普通車15台)、南方熊楠記念館内に車イス専用駐車場(普通車3台)
  • トイレの有無:第二駐車場にトイレ有り
  • 地域リポーター‧渡辺

※小さなお子さまと一緒に来館の場合は、お子さまから目を離さないようにお気をつけください。お静かに鑑賞をお願いいたします。

「ひょうたんせんぱい」にいくつ出会える?/岡ちびっこ公園(上富田町)

上富田町のいたるところで出会う特産物をモチーフにしたマスコットキャラクター「ひょうたんせんぱい」。

なんともいえない表情が印象的だ。50年以上前から栽培が盛んな岡地区にある「ひょうたん畑」で誕生したとされている。

ひょうたんせんぱい誕生の地に、2024年4月に「岡ちびっこ公園」がオープンした。

田中神社の「森エリア」にあるこの公園には、ひょうたんせんぱいがあちこちに潜んでいる。遊具で遊びながら「隠れひょうたんせんぱい」を探す楽しみもある。

公園の中心には滑り台が二つついた複合遊具。つり橋や仕掛けのある登りなど、子どもが夢中になる工夫がたくさん。遊具の上からひょうたんせんぱいが見守ってくれているのも愛らしいポイントだ。

未就学児の私の子どももひょうたんせんぱいが大好き。頭の栓を抜くと、みんなの悩みを吸い取ってくれるのだという。

田中神社の「森エリア」は季節を感じられる魅力的な場所だ。

ゴールデンウイーク前に満開を迎える境内のオカフジ、初夏に花を咲かせる大賀ハス、そしてお盆前後に収穫されるヒョウタン―。公園を訪れるたびに、上富田で育まれてきた自然の恵みを感じられる。

これからも子どもと一緒に遊びながら、地域の季節の移ろいを楽しんでいきたい。

町全体でつないでいく

地域では、ヒョウタンの絵付け体験や、穴をあけてランプを制作する体験なども開催されている。

ひょうたんせんぱいをきっかけに、子どもたちが自分の住む地域の特産品に興味を持ってもらえると、地域文化も豊かに継承されていくのではないだろうか。

【基本情報】
<場所>
● 所在地(住所):和歌山県上富田町岡403
● 利⽤料⾦:無料
● 駐⾞場(台数):有り(10台)
● トイレの有無:有り(多目的トイレ・オムツ交換台有り)
● 地域リポーター‧渡辺

真冬にポカポカ楽しむ川体験!/仙人風呂(田辺市本宮町)

田辺市本宮町の冬の風物詩「仙人風呂」。川底から湧き出る源泉と、大塔川の清流を引き入れて、川そのものが温泉になっている。

期間限定で開放されるこの大自然の露天風呂は、老若男女問わず楽しめる特別な場所だ。

「これなら未就学児の娘とも楽しんで温泉に入れるかも」と足を伸ばした。

 

屋外のため水着の着用は必須。娘は初めての温泉。

全身でつかるのは少し不安だったので、今回は「足湯」で楽しむことにした。

冷たい空気の中でじんわりと足が温まっていく感覚に、娘も「気持ちいいね」とうれしそう。

川底からぷくぷくと源泉が湧き上がる様子を眺めるのは、子どもにとって不思議で楽しい体験だ

。場所によっては熱いところ、ぬるめのところがあったため、好みの温度を足で探った。

 

駐車場には更衣室が用意されている。子連れにとってとてもあがたい。

仙人風呂までは約200メートルの道のりだが、娘と歩くと10分ほどかかる。

入浴後は特に身体が冷えやすいため、しっかりとタオルで拭き、温かい服装で更衣室まで戻るのがおすすめ。川沿いは石が多く、ぬれていると滑りやすい場所もある。

子どもと訪れる際は手をつなぎ、歩きやすい靴を選ぶと良い。

 

「仙人風呂」という名前は、仙人のお告げで温泉が見つかったという言い伝えや、「千人が入れそうなほど大きな浴槽」に由来するといわれている。

大自然の中で温泉に触れる体験は、子どもにとっても心に残る思い出になる。寒い冬だからこそ味わえる、親子でのんびり楽しみたいスポットだ。熊野本宮大社まで車で約10分。日帰り観光に家族でまた訪れたい。

【基本情報】

<場所>
● 所在地(住所):和歌山県田辺市本宮町川湯
● 連絡先電話番号:熊野本宮観光協会0735-42-0735 (午前8時30分から午後5時まで)
● 営業時間:12月~2月末日
午前6時30分から午後10時まで(※ 最終入場は午後9時30分 まで)
※天候により開湯が遅れる場合あり
※期間中の開湯状況については熊野本宮観光協会Webサイト【温泉営業状況】にて要確認
● 定休⽇:期間中は無休(降雨量、清掃等により利用できない場合あり)
● 利⽤料⾦:無料
● 駐⾞場(台数): 無料 (約36台・仙人風呂より下流約200m)
● トイレの有無:有り
● 地域リポーター‧渡辺

お出かけスポット/子どもから大人まで、ごほうび時間を過ごせる図書館 /ALEC(有田川町)

和歌山県の有田川町は、絵本を使った町づくりに取り組んでいます。
その一つが、ランドマーク的な図書施設「有田川地域交流センター ALEC」です。
私が知っている図書館は、静かに落ち着いて本と向き合う場所ですが、ALECはちょっと違います。

カフェがあり音楽が流れている、新しいスタイルです。

そして、小さな子どもと一緒でも安心。
「こんな図書館があると、ママやパパはありがたいだろうな〜」と思う設備や心遣いが整っています。
緑あふれる景色、ゆったりした空間、時間に縛られずに本と向き合える環境が揃った贅沢な図書施設。
時間のごほうびをもらったような、豊かな気持ちになれるスポットです。

安心して小さな子どもと過ごせるエントランス

ALECは、大きくカーブを描くスタイリッシュな建物で、カーブ内側は全面ガラス張り。館内からは、外の景色が一望できます。

長く広々としたエントランスには、3両編成の大きな木の列車が置かれていました。
1両目は絵本、2両目と3両目には、積み木がたくさん積まれています。園外保育で訪れていた子どもたちが、列車に乗り夢中で遊んでいました。

図書室につながる通路には、特別感たっぷりの授乳室があります。
授乳中の子どもを連れての外出は、心配事も多いのではないでしょうか?
こちらの部屋は、利用するママやパパがほっとできる工夫が施されています。一緒に来ているお兄ちゃん、お姉ちゃんも楽しめるように絵本も常備されていました。

エントランスにある個室のトイレには、ベビーチェアと男の子用の便器も設置されてます。ママと一緒に利用できるのは安心です。

雨の日は、エントランスで過ごすだけでも満足できそうです。こんな場所があると心強いですね!

子どもの頃に戻れる「ポッポ絵本館」と「ポッポ道」

 

敷地内には、絵本だけの建物「小さな駅美術館 ポッポ絵本館」があります。
駅舎をイメージしたかわいい建物は、絵本から飛び出したよう。12時から16時まで開館しています。

館内は、子ども目線で絵本が並べられていました。
靴を脱ぎ床に座って本を広げると、家にいるような居心地のよさです。絵本に囲まれていると、子どもの頃に戻って読みたくなりました。

絵本館近くの「ポッポ道」は、有田鉄道線の跡地を整備した歩行者・自転車専用道路です。その道沿いに、絵本作家さんが実際に描いた壁画が並んでいます。大きな絵本をめくるように次々と絵が変わり、どんどん歩きたくなります。
これからもっと、いろいろな作家さんの作品が増えていくそうで、とても楽しみです!

自分のペースで好きな時間を過ごしたい

訪れた日は、お天気のいい平日でした。
図書館内にはジャズが流れ、ガラス越しに山並みが見えます。それが心地よくて、ただただぼーっとしていたくなります。

本棚やテーブルがゆったりと配置され、その余白にも和みます。

おなかがすいたらカフェで食事をして、また本に向き合う。こんな時間を過ごせると、とても豊かな気持ちになれそうです。

いろいろなジャンルの蔵書がありますが、特にお薦めは「まんがコーナー」です。
約4万冊のマンガが整然と並ぶ本棚は壮観。1日中まんがを読みふけるのもいいですね!

ゲートを通るだけで自動に貸出受付ができるウォークスルーシステムや、電子書籍が導入され、設備は最先端です。
日本国内に居住している方は、利用者登録をすると本の貸出等の利用が可能です。

家族で訪れるのもいいし、自分だけの時間を楽しむのもお薦め。

次回は、気の向くままに1日を満喫したいと思っています。

基本情報
所在地(住所):和歌山県有田郡有田川町下津野704
連絡先電話番号:0737-52-4730
営業時間:
【ALEC】 火~金曜日 10:00~19:00 / 土・日・祝日 10:00~17:00
【ポッポ絵本館】火~日・祝日 12:00~16:00(お問い合わせはALECまでお願いします)
定休日:
【ALEC】月曜日・祝日
【ポッポ絵本館】月曜日(月曜祝日の場合、火曜日)
駐車場(台数):あり
トイレの有無:あり

地域リポーター・渡邉千穂

お出かけスポット/年の差きょうだいでも大丈夫!子どもがのびのび遊べる公園 /御坊総合運動(御坊市)

「思いっきり外で子どもを遊ばせてあげたい!」

そんな方にお薦めしたいのが、御坊総合運動公園(御坊市)です。
2025年に大型遊具が増設され、興味津々の私と2歳の娘で初めて行ってきました!
広大な芝生に年齢に応じた遊具が揃っていて、年の離れたきょうだいでも楽しめるような場所でした。

遊び方は無限大!インクルーシブゾーンは幼児に最適

 

娘がまず向かったのは、カブトムシ型大型複合遊具の北西側にある「インクルーシブゾーン」。
ここでは、子どもが遊びたいように自由に遊べます。
車椅子でも通れるスロープ、なだらかな曲線のウォークロード、音の出るローリングパネルなど、幼児でも夢中になれる遊具がたくさんありました。

芝生だから転んでも安心ですし、遊具と遊具の間は間隔が空いているので、お友だちともぶつかる心配がなさそうです。

それに、親が手伝う場面がほとんどなく、ゆったりと見守ることができます。
抱っこをして滑り台を滑ったり、膝に座らせて一緒にブランコをしたりするのもいいですが、自分の力だけで挑戦していく娘の姿を見て、なんだかうれしくなりました。

 

0〜3歳児用のゾーン「はなまるひろば」もいいですが、インクルーシブゾーンは小学生の兄とも遊べるようなところなので、一緒にかくれんぼや鬼ごっこができそうです。

手が汚れたら、近くのパンダの手洗い場でサッと洗えるし、そばにある屋根付きの休憩所でお弁当も食べられます。

休憩所の隣には、授乳室やオムツ替えスペースもありました。
立ったままオムツを替えられるボードがあるのが、非常にありがたかったです。
大人用のトイレが離れているのは難点ですが、このエリアだけで完結できるぐらい便利でした。

なだらかな坂が続く芝生でボール遊びをしよう

インクルーシブゾーンから駐車場の方に戻ると、木々に囲まれた芝生のエリアがあります。
風を感じながら、ここから見る日高港周辺の眺めは最高に気持ちがいい。
手入れが行き届いたふかふかの芝生に、思わず靴を脱ぎたくなります。

 

「一人で来て、レジャーシートの上に寝転んで読書してもいいかも」
そう思いながら、坂を転がるボールを娘と追いかけました。

 

近くにある公園管理事務所では、ボールの無料貸し出しも行っています。
平日の昼過ぎだったからか家族連れも少なかったので、これだと周りを気にすることなく楽しめそうです。
バドミントンやフライングディスクなど、家から遊び道具を持ち込んでもいいかもしれません。

 

ただし、なだらかな坂ですが、一度下りてしまうと再び上るのは一苦労です。
事務所近くのトイレにはオムツ替えスペースはないため、坂の上の授乳室でオムツを替えてから遊んでくださいね。

みーやちゃんのキャッスルコンビなど一部の遊具は子どもに合わせて

2025年に新設された「みーやちゃんキャッスルコンビ」が気になってこの公園を選んだにもかかわらず、実際に行ってみると対象年齢が6〜12歳で、残念ながら娘は利用できませんでした。

また、楽しみだった「サイクルモノレール」は想像よりも高く、大人の私でも怖かったです!
「200円で乗れるなんてお手軽だな」と思って乗ってみたものの、娘が落ちないか心配でずっと手を握っていました。

後から調べてみると地上から3〜5.5mの高さだそうで、「だから海まで見渡すことができたのか」と納得。

保護者と同乗であれば身長120㎝未満でも乗車可能ですが、娘はまだ落ち着きがないので、個人的には小学生以上ぐらいのお子さんの方がいいと思いました。

 

とはいえ、広大な土地でこのように多様な遊びができるのは、この公園ならでは。
次回は家族みんなで来て、大人も子どもも運動不足を解消したいです。

公園には、最寄りの御坊ICから車で約15分かかります。
「本当にこの道であっているの?」と思うくらい、道中周りにはほとんど何もありませんが、辛抱強くドライブしてくださいね。

基本情報
所在地(住所):和歌山県御坊市塩屋町1123
連絡先電話番号:0738-23-5669
営業時間:8:00~17:00
定休日:年中無休(サイクルモノレールのみ毎月第2・第4水曜日は点検のため休み)
駐車場(台数):普通自動車100台、大型バス3台
トイレの有無:有

地域リポーター・土岐 文

お出かけスポット/ドキドキの「エサやり体験」で動物と触れあう/和歌山城公園動物園(和歌山市)

「ウマの歯、アニメでしか見たことないかも。きれいに並んでる!」
和歌山城公園動物園の「エサやり体験」で、ニンジンを咀嚼(そしゃく)しているウマを見ながらの感想です。
ドキドキ感を楽しみながら動物と触れ合えるスポットを紹介します。

 

和歌山市民憩い場所

 

和歌山城公園内には、100年以上の歴史を持つ動物園があります。

この動物園は、「水禽園(すいきんえん)」と、「童話園」の2つに分かれた施設です。

水禽園は水鳥を中心に飼育されており、童話園は水禽以外の鳥や哺乳類が中心に飼育されています。

どちらも入り口から奥の端が見渡せるほどこぢんまりしていて、間近で動物が観察できます。

 

和歌山市民は園外保育や校外学習などで、一度は訪れたことがあるのでは?和歌山市民にはなじみ深い場所です。

童話園では13時30分から30分間、エサやりの体験ができます。

飼育員さんが販売しているエサを買い、動物たちに与えます。初めは、動物の大きさに圧倒されました。しかし、だんだんと口の動きが面白くなり、エサをかみ砕く音も気持ちよくなってきます。結局エサを4回もリピート購入してしまいました。

 

ドキドキ体験から、いろいろな発見!

 

時間が来ると、飼育員さんがエサの準備を始めました。アルパカ、ヤギ、ヒツジ、ウマ用の紙コップに入ったニンジンスティックです(1つ100円)。

私はエサやりが初めて。

動物たちは、エサを持っている人に近づいてきます。

ウマの飼育室に行くと、2頭がわれ先にと歯をむき出してフェンスに迫ってきます。あまりの勢いに、私より先にいた女の子は、しばらく立ちすくんでいました。けれども、そばには飼育員さんが付き添ってくれているので安心です。

私も、エサを近づける時はドキドキしました。

要領の良いウマが食いつき、カリカリとおいしそうに食べます。かみ砕くウマの口元を間近で見て、アニメのワンシーンを思い出し、そこで緊張が解けました。

 

園内では、アルパカも飼育されています。

エサやりの時間になると、スタッフさんに引かれて飼育室から動物園の中央付近に移動してきました。その場所は柵で囲っていますが、フェンスはありません。

私の身長は158㎝です。アルパカの頭は私の肩ほどの高さにあり、近寄ると迫力があります。

 

もしもの事故に備えてでしょうか。スタッフさんからペットボトルで作ったガードを渡され、それを手にはめてエサやりをします。そのおかげで安心して近づけました。

まん丸い目をしていて、食べる姿はかわいらしい。

アルパカにエサをやる頃には、じっくりと観察を楽しめるほど余裕ができていました。

 

動物を知ることが守ることにつながる

 

各動物を紹介しているポップも注目すべきポイントです。

飼育員さんの手作りで、生態の情報が詳しく書かれています。

表情を捉えたイラストも添えられていて、動物たちに付けられた名前や性格、特徴がとてもよく分かりました。

例えば、アルパカは「威嚇するときや嫌なことがあると、くさい唾を吐く」と書かれています。私が抱いていた穏やかな印象ではないことを知り、それが身を守るための行動だと納得。「唾を吐く」様子を描いてくれていて、説明を読むことでも楽しめました。

 

園には、病気を持ち込まないように消毒マットを踏んで入場します。

「エサやり体験」は雨天中止、また気温や状況によっては触れ合えない動物があるようです。

園内は、日よけや雨よけになる場所はありません。気温やお天気を調べて来場するのが良いと思います。

そして、動物との距離が近いので、大声を出したり刺激を与えたりしないことが大切です。

思わぬ事故に遭わないよう、ルールを守って楽しみましょう。

 

基本情報

所在地(住所):和歌山県和歌山市一番丁3 和歌山城公園内
連絡先電話番号:073-424-8635
営業時間:9:00~17:00
定休日:6~9月、12~2月火曜日(祝日の場合は直後の平日)
HP、インスタグラムにてご確認ください。
利用料金:無料
駐車場(台数):有り(有料)
トイレの有無:有り
地域リポーター・渡邉千穂

 

お出かけスポット/個性豊かな「海の中」を散歩してみよう!加太大壁画/和歌山市

和歌山市の北西部に位置する加太(かだ)。
そこには、防波堤に描かれた大壁画があります。
描かれているのは、地元愛に溢れたカラフルで楽しい「海の中」。
遠く長く続く海の中の絵画。「この先にはどんな景色が広がっているの?」と、ワクワクする防波堤を散歩してみました。

心を掴まれた大壁画

加太は海と山に囲まれた漁師町で、万葉時代には「形見の浦」と詠まれた景勝地です。
この町の防波堤の一つに、総延長110mを超える壁画が描かれています。

和歌山市に住みながらこの壁画のことは知りませんでした。
SNSに多くの画像がアップされているのを見て、実物を見るために加太を訪れました。

次々と展開されるシーンが面白い

加太は、和歌山ICから40分ほどの距離です。
壁画がある防波堤は、流しびなや針供養で知られている「淡嶋神社」のすぐ近くにあります。周辺の駐車場に止めて、防波堤に向かいました。

壁画は防波堤の入り口付近から遠く延びていて、絵の先端がずっと奥に小さく見えます。
「絵の先まで遠いなー」
そう思いながら歩き始めました。

防波堤は、白と水色に塗られた大きなキャンバスです。水色の部分は海の中のようで、きれいに彩られた海中の景色にウキウキします。
そして、表れた「KADA」と書かれた大きな文字。「加太=かだ」とは、なかなか読めません。ローマ字で表記されていると、読み方がわかりますね。

一つ一つゆっくりと足を止めながら見学しました。いろいろな種類の魚、タコやイカ、サンゴや海藻など多くの生き物、恵比寿さまと思しき人物や竜、船や空を飛ぶ鳥まで登場します。

場面が切り替わるように、絵が変わることに気づきました。まるで絵画を一つ見終わり、新たな絵に移ったような感じ。画風や色使いが変わります。急に違う場面になり「なぜ?」とも思うのですが、統一制がないところもユニークだなと感じました。

絵の後ろから波の音が聞こえ、より臨場感を感じます。とても遠いと思った距離があっという間。カラフルで楽しい絵に癒やされながら、壁画の先端に到着しました。

加太への思いが形になった作品

帰宅後、壁画ができた経緯を調べてみました。

2021年の秋「紀の国わかやま文化祭2021」が開催され、その一環で「カダハク」が行われました。歴史と文化、自然の豊かな資源を生かして、加太の魅力を発信するイベントです。
さまざまな取り組みがある中、加太に在住するアーティストが中心となり、防波堤に絵を描くワークショップが開かれました。テーマは「海の中」。そこに参加した人たちが思い思いに表現し、大壁画が完成したそうです。場面が急展開する謎が、やっと分かりました。

場面によって絵の感じが違うのは、描く人の個性の表れ。
「加太を盛り上げたい、豊かな海を守りたい」。
経緯がわかると、地元の人や参加した人の加太への思いが一層伝わってきます。

近年、海に漂流するごみが問題になっています。それによって海の生き物の安全や環境が脅かされている。
「私は、海や地域の環境を守る意識できてるかな?」と振り返るきっかけにもなりました。

多くの人にこの大壁画を知ってもらいたいと思います。
海水浴や釣り、神社の行事などでにぎわい、時期によっては大変混み合う場所です。ルールを守って訪れることも、地域への環境を守ることにつながりますね。

壁画付近に、トイレはありません。
防波堤は、外洋の波を穏やかにし港に侵入するのを防ぐ建造物ですが、歩く際には注意が必要です。お天気や波の状況、気温などを事前に調べ、安全に気をつけて訪れてください。

基本情報
所在地(住所):和歌山県和歌山市加太141-5

駐車場(台数):有料駐車場
トイレの有無:なし

地域リポーター・渡邉千穂

お出かけスポット/雨の日のお出かけはいなむらの杜へ!乳幼児も見守りやすい図書館 /広川町

平屋でワンフロアだから安心!子どもを見守りやすい空間

「どこに子どもを連れて行こうか」と悩んだことはありませんか?
広川町にある「いなむらの杜」は「観光・地域交流センター」という名称ですが、メインは図書コーナーで乳幼児連れでもゆったりと過ごせます。

この施設の最大のメリットは、平屋かつワンフロアであること。
大人も子どももお互いの居場所を確認しやすいので、安心感があります。

カラフルなカーペットが敷かれている「おはなしコーナー」は、靴を脱いでリラックスしながら絵本を読めるスペースです。
さすがに、落ち着きのない1歳の娘のそばを離れることはできませんでしたが、4〜5歳のお子さんたちは、少し遠くで雑誌を読んでいるママに見守られながら、自由に過ごしていました。

館内はバリアフリーなので、ベビーカーでも問題なく移動が可能です。
また、授乳室にはおむつ替えスペースやごみ箱まで設置されているので、赤ちゃん連れの方も快適でしょう。

高い天井からは柔らかな自然光が降り注ぎ、木の香りがふんわり漂っていました。
「図書館だけれど開放感があって心地いいな」と感じる空間で、学生から年配の方までみんなの憩いの場になっていました。

絵本に飽きても大丈夫!心ゆくまで遊ぼう

絵本を存分に楽しんだ後は、「スタジオ」の中のキッズスペースで遊ばせてもらいました。
施設予約がないときは、誰でも利用できるように開放されているとのこと。
積み木や子どもキッチンなどもあって、娘は大興奮でした。

玩具の数はそれほど多くありませんが、それがちょうどいい。
「せっかく図書館に来たのだから、家にはない絵本を読んでほしい」と思うのは私だけでしょうか?
キッズスペースを満喫した娘は、絵本のコーナーに戻ってそこでまた数十分過ごしました。
2時間もあれば大人は十分楽しめるのですが、娘はまだ遊んでいたかったようです。
帰りはチャイルドシートに乗せるのに一苦労しました。

余談ですが、この施設は紀勢本線沿いにあるので、「パンダくろしお」にも出合えましたよ。
ご自宅から遠い場合はせっかくの機会なので、「稲むらの火の館」など周辺の街歩きも一緒にされることをお薦めします。

基本情報
所在地(住所):和歌⼭県有⽥郡広川町広873-1
連絡先電話番号:観光・地域交流センターいなむらの杜 TEL・FAX 0737-64-1753
開放日:⽕曜⽇〜⾦曜⽇ 9時30分〜19時00分、⼟・⽇・祝⽇ 9時30分〜17時00分
休館日:毎週⽉曜⽇、年末年始(12⽉29⽇〜1⽉4⽇)
駐車場(台数):有り
トイレの有無:有り
※図書の閲覧は自由、貸出は有田郡市内に居住の方のみ。

地域リポーター・土岐 文

お出かけスポット/お弁当と虫取り網を持って出かけよう!/大滝川森林公園(日高川町)

「お父さん、この虫かご持ってて!」
公園へ着くと、キャップを後ろ前にかぶり、虫取り網片手に公園の奥へ向かって走って行く男の子の姿が見られました。

場所は、御坊市内から車で20分ほど走ったところにある「大滝川森林公園」。駐車場には車が10台ほど止められるスペースがあり、普段は真妻山への登山客が利用する事が多いそうです。

私たちは日曜日に行ったのですが、車は2台しか止まっておらず、公園には先ほど会った親子連れと私たちの2組だけ。
「貸し切り状態やな、なんだかワクワクするね」と話しながらお散歩を開始しました。

公園へ1歩踏み込んで感じたこと、それは、
「自然豊かでありながら、ほどよく整備されている。そして緑に囲まれていてすっごく気持ちがいい!」ということでした。

公園の中を流れる小川には

自然豊かでありながら、程よく整備されていて安全。
私の感覚でいうと、遊具があってばっちり整備されている公園は、きれいで安全だけど、整い過ぎていてちょっともの足りなさを感じてしまいます。その点、この公園はちょっとした冒険が楽しめそうな公園なんです。

広くて緑豊かな広場には、敷物を敷いてお弁当を食べられるスペースがあり、木陰になるあずまやもあります。そして、すぐ近くを流れる小川に目を向けると、ちょろちょろと動く小さな生き物の姿が。私たちが見つけたのは5センチほどの小さなエビ。子どもの小さな手でも捕まえられそうなくらい、たくさん見つけることができました。

私もエビ採りに挑戦!
右手をおわんの形にして、勢いよくエビにふたをする感じで、なんとか1匹捕まえることができました。

視線を上に向けると、今度はトンボがたくさん飛んでいました。虫取り初心者の私でも、網を振り回せば1匹くらいは捕まえられるかも?!

思わず写真を撮りたくなってしまう映えスポットが

駐車場のすぐ近くにある「不動さん広場」には、ちょっとした“映えスポット”があります。
草が短く刈りそろえられた広場は、かわいらしいイノシシの親子のオブジェが4体並んでいたり、大きな傘がかわいいきのこのオブジェがあり、大人でも思わずワクワクしました。

大きなきのこ傘の下には、小さなキノコの椅子が4つ並んでいて、色もやさしいピンクでとてもかわいいんです。

「子どもをどんなふうに座らせたらかわいく撮れるかな?」と考える時間さえも楽しかったです。

この日は愛犬も一緒だったので、愛犬にはイノシシの親子の仲間入りをしてもらい、記念撮影しました。

私たちが訪れたのは新緑の季節でしたが、園内を散策していると、桜や紅葉の木がたくさん植えられていることがわかり、春や秋に訪れるのもよさそうだなと感じました。


まだまだ自然を満喫したい人には、公園の突き当たりにある赤い小さな橋を渡り、10分ほど歩いたところにある、“涼みの滝”へのお散歩もおすすめです。

道中で出会ったカエルさん、木の葉に隠れようとしているのか擬態しようとしているのか……?!とてもかわいらしかったです。

お弁当を持って運動靴を履いて

春は桜、夏は小川で水遊び、秋は紅葉と、季節ごとの楽しみがあり、訪れるたびに新しい発見がありそう。
広々とした空間と澄んだ空気の中で、子どもも大人も夢中になって遊び、リフレッシュできる――そんな時間が過ごせそうです。
お弁当を持って、動きやすい靴を履いて、家族で自然を満喫してみませんか?
1日たっぷり遊べそうです。

そうそう、トンボやカブトムシのオブジェもどこかに隠れています。
ぜひ、探してみてくださいね。

基本情報
所在地(住所):和歌山県日高郡日高川町山野1978
連絡先電話番号:0738-22-2041
営業時間:24時間営業
定休日:なし
駐車場(台数):あり
トイレの有無:あり

地域リポーター・佐田愛子

お出かけスポット/毎年訪れたい、春を告げる大好きな場所/紀州石神田辺梅林

春の気配を感じられるようになったころ、訪れたい大好きな場所があります。紀州石神田辺梅林です。
「天空の梅林」と称される標高300mの梅林は、眼下に一面の梅畑とその先に海が見渡せます。

大好きな梅の花咲く春の訪れ

一昨年和歌山県に引越してきて、初めて迎えた梅の季節。道行くだけで、あちこちで咲く梅の花を見て、これが「和歌山の春なんだ」と感動していました。せっかくなので梅の特産地を見てみたいと思い、紀州石神田辺梅林の開園期間最終日の前日に訪園。昨年は暖冬の影響で梅の花が早く咲き、訪れたときには花が全て散っていました。「残念だな」と思いながらも、梅林で暖かな春のお散歩を楽しませてもらいました。

梅の実の歴史的大不作であったということを知ったのは、収穫時期の初夏のこと。花が早く咲き、散った後に訪れた寒波やひょうの影響で、例年の約3割の収穫であったことを知りました。梅は暖冬だと不作になりやすいと聞き、今年は「梅が元気に育ってくれますように」と、祈るような気持ちで梅の季節を迎えました。

寒さが厳しく長かった今年の冬。梅の花が咲くのを「まだかな」と楽しみにしていました。今年こそは、「一目30万本」とうたわれる景色を見てみたいと思いながら、訪れたのは昨年と同じ閉園予定日の前日。しかし、今年は寒さの影響で、まだ2割ほどしか咲いていませんでした。田辺梅林の公式ホームぺージで開花状況を確認できるのですが、どうしてもはやる気持ちを抑えられずに先走ってしまい、また失敗。「まだ寒さが残る季節に、梅の花が咲くということは、特別なことなんだな」と改めて実感させてもらいました。

坂道を登って梅公園へ

昨年は子どもがまだ小さく、遊歩道を一緒に歩ける自信がなかったので、駐車場近くから梅林を楽しみました。今年は子どももたくさん歩けるようになったので、上り坂約10分と書かれた「梅公園」まで挑戦。遊歩道入り口に貸出用の木の杖があり、「大丈夫かな…」とちょっと心配になりましたが、子どもは「行く~!」とスタスタ坂道を上ってくれました。途中少し急な坂道もあり、「落ちないでね~」と言いながら手をつないで歩きました。

梅は水はけのよい急斜面に植えられると聞いていましたが、実際ここに立つと思わず足がすくみます。立っているだけでも精いっぱいなのに、この状態で落ち梅(樹上で完熟し、自然に落下した梅)を腰を屈めて拾うとは。梅農家さんへの敬意と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

子どもと一緒に20分ほどかけて坂道を上り(私が一番ゆっくり…そして軽く息切れ…)、梅公園に到着しました。駐車場より少し標高が高い梅公園は、さらに絶景が広がっています。梅の花は少ししかありませんでしたが、菜の花がきれいに咲いていました。

梅公園では、「梅酒テラス」と書かれたかわいい看板を発見。田辺市ではなんと、「梅酒で乾杯条例」が制定され、観光スポットなどで梅酒や梅ジュースの普及を目指しているとのこと。絶景のなか、梅ジュースが大好きな子どもと一緒に「乾杯!」。たくさん歩いたので、梅の甘酸っぱさが喉に心地よかったです。

今年もまた降ったひょうの被害が相次いでいるというニュースに、心が痛みます。私には何ができるわけでもないですが、ここで見せてもらった景色を子どもと一緒に思い出にしながら、今年もまた梅ジュースと梅干し作りに励みたいと思います。

来年、紀州石神田辺梅林を訪れたときには、子どもはまた少し成長し、私よりはるか先を歩いているでしょう。子どもに置いていかれながら見る梅景色もまた、今からとても楽しみです。

基本情報

所在地(住所):和歌山県田辺市上芳養5057-2
開園時間:毎年2月上旬〜3月上旬頃
開園時間:9:00~17:00頃
駐車場(台数):梅林屋上駐車場 約20台、臨時駐車場 約50台(無料)
利用料金:無料
トイレの有無:有り

地域リポーター・渡辺

イベントリポート/心が動く、音楽の力/マーチングバンド「Starfish Band Activities」コンサート

「大人になっても、何かに夢中になれるんだ」
学生のころに味わったことがあるような、心がちょっと熱くなるような感覚。マーチングバンド「Starfish Band Activities(スターフィッシュバンドアクティビティーズ)」のパフォーマンスは、そんな気持ちを呼び起こしてくれます。

「南紀の台 yottette広場」で開催されたコンサートを、心待ちにしていた子どもと一緒に鑑賞しました。
屋外での開催予定でしたが、この日はあいにくの雨模様。普段は生産者さんの対面販売などの直売所となっている大きなイベントホールがコンサート会場となりました。室内ならではの足元から振動が伝わる大迫力の演奏で、音楽の魅力を全身で味わわせてもらいました。

子どもも大人も生き生きと取り組む姿が、心に響く

Starfish Band Activitiesは、紀南地域を拠点に活動するマーチングバンドです。子どもから大人まで、さまざまな年代の方が活躍しています。小学生から参加できると聞いていましたが、就学前のわが家の子どもより少し大きなお姉さんの姿を見かけて驚きました。大人と同じ衣装を身にまとい、フラッグを真剣に振る姿にただただ感動。娘もお姉さんたちの演技に釘付けでした。
子どもが大人と一緒に同じものを創り上げること、そして大人も子どもたちの成長を見守りながら一緒に頑張ること。普段の生活のなかで、こんな場になかなか出会えることはないのかなと思います。自分が住む地域の中で、こんなにも生き生きと活動されている皆さんの姿が、心にぐっときました。「私も何か頑張ってみたいな」と、火を灯してもらったような、そんな感覚を味わわせてもらっています。

音楽って楽しい!

演奏の途中には、観客も一緒に参加できる機会もありました。この日の会場である農産物直売所「よってって」にちなんで野菜や果物をリズムで表現。トマトは「タタタ」、野イチゴは「ンタタタ」と、音楽に合わせてみんなで手拍子しました。ちょっと難しかったですが、うまく音楽と合わせられたときには「楽しい~!」。思わず子どもと目を見合わせて一緒に笑っていました。
娘は大迫力の演奏をただただじっと鑑賞していましたが、帰宅後は、家にあったおもちゃの旗を振り、踊っていました。目の前で繰り広げられた、ちょっと上のお姉さんたちの演技が、子どもたちにとっても大きな刺激になったようです。


「見ている人に感動と癒しを!」
こんな思いを届けてくださるスターフィッシュの皆さん。心熱くなる気持ちを体験させていただき、本当にありがとうございました。じんわりと残る温かい余韻の中、私も私の一歩を頑張ってみたいなと、背中を押していただきました。
今度はフラッグのお姉さんたちに憧れる娘と、リズム感がないけれど音楽大好きな私も一緒に、体験会に参加してみたいなと思います!

基本情報
所在地(住所):「Starfish Band Activities」Seaca 事務局
和歌山県上富田町朝来1361-2クラブハウス
連絡先電話番号:0739-47-5711

地域リポーター・渡辺

お出かけスポット/おもいっきりアートを楽しむ「Art Party」/南紀の台Yottette広場

「テーマは、みんなが思う『和歌山』です。大胆に、思いきり自己表現してみましょう!」

南紀の台Yottette広場のフルーツ壁画の前で開催された「Art Party」。講師の先生は、この大きなフルーツ壁画を描いたぴかりん先生です。

以前、敷地内にあるフルーツ公園に子どもと訪れたときに、壁画を描いているぴかりん先生に出会いました。
下書きがなく、魔法のようにフルーツが浮かび上がってくる様子に、娘はくぎ付け。
「オリーブの実だよ。そこにある木は、オリーブの木なんだよ」と、ぴかりんさんが話しかけてくれました。

あまりにも夢中に見つめる娘に、絵の具に興味があるかなと思いながらも、
「家で絵の具は、なかなかやらせてあげられなくて…」
そんな悩みをぴかりん先生に打ち明けました。
すると、「今度アートのイベントをしようと思ってるんです。思い切りお絵描きしてもらえたらと思って」
ぴかりん先生からこんなお話をお伺いし、今回親子で参加させてもらうことになりました。
ぴかりん先生が描いた絵が大好きで、公園を訪れるたびに「お姉さん描いてたね〜」と立ち止まる娘。「オリーブ描く!」と、オシャレなことを言い出し、張り切っていました。

アートは心のギフト

「Art Party」のドレスコードは、汚れてもいい服です。
「白っぽい服は、絵の具がついてかわいいかも!」というチラシの一文にちょっとわくわくしました。ぴかりん先生が着ていたつなぎの服は、色とりどりのペンキでいっぱい!娘もぴかりん先生のお洋服を見て「かわいいね〜!」話していました。「思い切り汚してもらおう」と着せていった服ですが、「服に付いちゃった〜」と言いながら、少しずつ慎重に絵の具を使う娘。「思い切り」の体験を、なかなかさせてあげられてこなかったなと、ちょっと反省しました。

Art Partyでは、これまで見たこともない外国製の本格的な絵の具がずらり。鮮やかな色を20色ほどご用意くださり、まさにパーティーです!「どの色にしようかな」と選ぶ子どもの目も、宝石箱を見るかのようにキラキラしていました。

「絵は自分の内面的なものが出るんですよ。どんな色を選ぶのか、そのときの感情が絵に現れる。自分が好きなように描くことがいいんですよ」
深い色味を使ってぐるぐると絵を描き続ける娘を見て、そう声をかけてくださったぴかりん先生。
私は、子どもが好きなキャラクターを見よう見まねで、ちょっと微妙な絵が描けるくらいの腕前で、決して得意とはいえません。でも、自分が好きな色を使って、好きなように描いて、「楽しい!」と思うことができたら、それが全部正解なんだな。アートって、こんなに自由でいいんだな。ひたすらぐるぐると描き続ける娘の姿から、そんなことを感じさせてもらいました。

「アートは、うまい、下手ではなく、自己表現。心のギフト、ラブレターなんだよ」ぴかりん先生のアートへの思いが、心に響きました。
終了時刻まで2時間半、手を休めることなく、描き続けた娘。「時間を忘れて没頭できるってこういうことなんだ」と、こんなにも夢中になれる娘に少し、羨ましさも感じました。
「アートを通して出会う、小さな発見を大切にしてくださいね」。会が始まる前にそう話してくれたぴかりん先生の言葉は、私にとっても、大きな発見につながりました。
少し不安な気持ちもありますが、「家でも絵の具を使わせてあげたいな」、「子どもの『好き』を深めてあげられるといいな」と思っています。賃貸のわが家では、まだちょっと、勇気が必要ですけどね。

一人一人が描く和歌山が一枚の大きなキャンバスに

あちこちに描かれた愛らしいパンダたち。白良浜の海のようなスカイブルーに包まれ泳ぐ魚やイルカ。鮮やかなミカンやレモンなどのフルーツ。その間を伝うように行き交う小さな手形や大きな足形。
真っ白だった巨大なキャンバスが、みんなの愛おしい「和歌山」であふれていました。

転勤族のわが家はもうすぐ和歌山県を離れます。
初夏のまぶしい太陽のもと、爽やかな風に吹かれながらみんなで描いた、大きな大きな「和歌山」。この景色が鮮やかな色で、娘の心に刻まれていてくれたらうれしいなと思います。
そして娘にとって大切な故郷となった和歌山にいつか戻ってきて、大好きなこの場所をまた新しい視点で描ける日を、心から楽しみにしています。

基本情報
所在地(住所):和歌山県上富田町南紀の台63番3号
連絡先電話番号:0739-47-4711
営業時間:9:00~18:30
駐車場(台数):有り(500台)
トイレの有無:有り

地域リポーター・渡辺

お出かけスポット/カメさんを手のひらに「子ガメのタッチング体験」/串本海中公園

「大丈夫かな、どうか優しく優しく……」
娘がウミガメの赤ちゃんを手のひらで抱える様子を、祈るような気持ちで見守っていました。

海の生き物が大好きな子どもたちと一緒に訪れた、串本海中公園。
今回は初めて、「子ガメのタッチング体験」に参加させてもらいました。(毎日開催。生き物の状態によっては中止の場合あり)

「ウミガメの赤ちゃんにとってストレスにならないかな」と、正直心配でした。海外では、法律でウミガメを保護し、餌をあげることや2m以内に近づくことすら禁止している国もあるほど、繊細な生き物です。少し複雑な気持ちを抱えながらも、親子で参加させてもらいました。

娘は「ちょっと怖かった」と言いながらも、カメさんを優しく戻す様子に、思わず胸をなで下ろしました。子どもの小さな手で命の重みを体験させていただく、とても貴重な機会でした。

ウミガメとのふれあい

園内にある「ウミガメパーク」では、ウミガメの餌やりも体験。体重100kgほどあるカメさんが悠々と泳ぐプールで、「カメさーん、こっちだよ~!」と言いながら餌をあげていました。餌に気付いて食べてくれたり、気付かなかったり。カメさんがのんびりと餌を食べる姿がうれしかったようで、1時間ほどここを離れませんでした。

私も目の前に広がる絶景の海と潮風に癒されながら、ゆっくりウミガメを観察。「あんなに小さかった赤ちゃんガメが、こんなに大きくなるんだなぁ」と、改めて生き物の生きる力を感じさせてもらいました。

ふれあいを通して学ぶウミガメの命

串本海中公園でウミガメを触らせてもらってから、娘はウミガメがさらに大好きになりました。
絵本や図鑑を借りてきて子どもと一緒に読むことで、ウミガメが現在、絶滅の危機にあるということを私も初めて知りました。4歳の娘にとって、「絶滅」という言葉はまだ少し難しいようです。今は大好きなカメさんのことを、親子で少しずつ知っていきたいなと思うようになりました。

串本海中公園では、平成7年に世界で初めて人工飼育下でアカウミガメの繁殖に成功し、ウミガメの保護につなげるための研究が続けられているそうです。
「ウミガメの甲羅みがき」や、「発信機付きウミガメ放流」など、ウミガメを身近に感じられるイベントも開催されています。園内の「海中展望塔」や「半潜水型海中観光船ステラマリス」からは、自然に泳ぐウミガメに遭遇できることもあるとのこと。
また串本海中公園を訪れ、大好きなカメさんと触れ合わせてもらいながら、私も一緒に学んでいきたいなと思います。

基本情報
所在地(住所):和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
連絡先電話番号:0735-62-1122(串本海中公園 代表)
営業時間:入場券販売時間9:00~16:00
定休日:  年中無休
駐車場(台数):あり(無料)200台
利用料金:大人 1,600円
小中学生 800円
幼児(3歳以上) 400円
※海中展望塔や海中観光船とのセット券あり
トイレの有無:有り

地域リポーター・渡辺